2024年7月 4日 (木)

白棚線

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JRバス(元国鉄)白棚線の専用区間が6月いっぱいで一部廃止になるとのことで、ちょっと見てきました。

ニュースを知ったのは廃止の1週間くらい前でしたし、ものすごく興味深いことでもなかったのですが、偶々土曜日1日予定が空いたので、行くことにした次第です。

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白棚線の名前は少し年季の入った鉄道ファンならみんな知っていると思います。戦前に買収されて鉄道省の路線になりましたが、終戦前に不要不急路線として線路を撤去。戦後の復活に際し、近代化のモデル線区としてレールバス(キハ10000、のちキハ01)とDD11を投入の予定が、直前になってよ予定変更になりバス路線として再起しました。軌道敷を舗装してバス専用とし、「高速自動車道」と称してやはり近代化の象徴的な宣伝をされていたようです。行き場を失ったレールバスは木原線で活用されたことも良く知られているかと思います。

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磐城棚倉駅はもとは白棚鉄道の駅として開業し、後に水郡線が乗り入れたという形のようですが、今は鉄道として残っているのは水郡線のみです。

駅舎は少し離れた位置にあり、こ線橋で結ばれています。駅舎の土台がなんとなく低いホームにみえますが、これが白棚線の遺構?

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駅前にバスの車両区(と言うのでしょうか)があります。日中でも1時間ヘッドで走っているので、水郡線より立派です。

ここに着いたのはちょうど正午ごろでしたが、水郡線は3時間ぐらい列車が来ない時間帯でした。

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今回廃止になる専用道は三森 - 表郷庁舎前間です。画面真ん中の、斜めに入っていく道です。Imgp1007

標識はありますが、なければただの枝道にしか見えません。

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今回「乗りバス」しようかなとも思ったのですが、想像してたよりずっと普通のバス路線だったのと、白河まで20キロ以上ある路線なので、ちょっとかったるく思い乗りませんでした(ヲタ失格)。

その代わり、専用道出口付近で「撮りバス」しました。

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沿線の緑が美しいです。これが線路敷になってて、車両もキハだったらどんなに良いかとは、つい思っちゃいますね。

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廃止の理由は設備の老朽化だそうです。設備と言っても舗装道路だけだと思いますが。

とはいえ、かつては「高速自動車道」でしたが、今や並行する国道289号線の方がずっと立派ですし、たいていの車は60キロ+で走っています。

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専用道は歴史的使命を終えたのでしょう。

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廃止される専用道の反対側、表郷庁舎前付近です。

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バス停が移動しますという案内。ここの停留所の場合、すぐ目の前の国道沿いに移動するだけです。

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新バス停標識は設置済み

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国道沿いの方が人気は多い気がします。

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専用道はもう一か所残っています。

時折記事を読んだりして、どんな感じなのか想像をしていたのですが、行ってみると思ったより普通というか、ただの田舎道と言うか。

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東日本大震災でBRTに衣替えした気仙沼線等の大先輩にあたりますが、80年近くが過ぎるとなんというか、ふつうのバス路線になっている感じです。バス路線としては盛業中なのが何よりです。

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今回偶然撮影できた、国鉄時代の看板。かつては高速自動車道として、未来をさきどりした存在だったのです。なにしろ周りの道は砂利道なのに、ここだけ舗装されていたのですから。

ウィキを見ると東名高速が開業した1969年に「高速」の看板を外したらしいです。

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うちにもレールバスがあったなと思い、久しぶりに出してみました。

15年以上前のものかな。調子よく走りますが、運転してるとなんだかレーシングカーみたいで、そんなにおもしろくはないんですけど。

2024年6月16日 (日)

てっぱく、D51なめくじほか

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近況です。

金曜日は、てっぱくに行ってきました。上田に行った時と同様、今月限りの株主優待券がありましたもので。

前回行ったのは2007年12月でしたから、かれこれ17年ぶりですか。

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この辺が増えていますね。

EF58 61, 同89もいますが、なんとなくこないだまで動態でいたのになあ、という気持ちも心のどこかにあります。

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高崎の機関車が引退というニュースを聞きましたが、そのうちいくつかがこちらに来るんでしょうかね。

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ちょうどこれの転回と汽笛吹鳴をやっていました。

京都に比べると蒸機が少ないのが弱みでしょうか。とはいえ、関東全体でいうと動態の蒸機に触れる機会は関西よりも多いので、その辺は。

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これ、けっこう好きなんです。

HO、Nともかなり前に模型が出てますが、どちらもややデフォルメが強いようです。オクをみているとHOもNもあまり値段は変わらないみたいですが、どうもねえ。

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ここらへんは新しいですね。

まあ、そんな感じで。

これも上田同様、鉄系の仲間に話題提供したけどあまり盛り上がりませんでした。。


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さて、こちらも唐突ですが、マイクロのD51 なめくじをオクで落札しました。

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この1月はじめ、正月輸送に使用していたKATOのD51標準型(旧製品)が、モーター焼損で不動になってしまいました。

2009年に入線したもので、ほぼこのレイアウトと同時期に使用開始したものです。

モーターだけどこかで調達しようと探したのですが、メーカーでも供給終了してるし、オクにも出てきません。というか、本体ごと買ったほうが早いかも。

それで、すこしひねってマイクロの中から安いのを探してきました。

ひじょうに安かったですし、走行状態も良好(ただしエンジン部の接着が緩んでいたので接合し直しました)ですが、かなり初期の製品です。25年ぐらい前のロットかな。

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実は正月の故障後、新品でKATOのD51 498(副灯付)を調達していたのでした。

D51 200も見たのですが、いちおう馴染みのあるこちらに。200も去年京都で見ましたけどね。検修中のやつを。

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うさぎ鉄道はいちおう、蒸機が現役の時代の鉄道を模したレイアウトの風味でやってるつもりなのですが(時々変なのも走ってますけど)、これはこれで使い道がありそうです。ただ、こいつに貨物列車を牽かせるのはちょっとなので、やはり上記マイクロも欲しかったわけです、

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ちょっとピントが抜けてますけど、左から故障したKATO D51(旧)、同D51 498、マイクロD51 、一番右はマイクロのD52。

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KATOの旧製品をさいしょに買ったのは'76年でした(写真のは2代目)。以来このプロポーションはすっかりお馴染みですし、整ったプロポーションと模型として適切なレベルのディティールとそこからくる日常使用の扱いやすさは、今でもひじょうに満足しています。

確かにすこし大きいので、D52を入れたときはサイズ感が逆転して違和感を感じていたところではありました。

今回のマイクロもやや大きいのですが、KATO旧よりは多少小さい(というかあちこちのバランスが悪い感じ)ので、あんがい違和感がないような気がします。

旧D51もどこかでモーター調達したら復活するかもしれませんが、これを機会に現行のD51を増備する機運でおります。たぶん夏に出る北海道型も、手配を検討しているところです。

 

2024年3月31日 (日)

いわきとその先

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メインブログに書きましたが、先週ちょっと福島浜通りの方に行ってきました。

鉄旅ではないので、たいした写真はありません。。

福島臨海鉄道の、これはどうやら廃車らしいですね。番号がありません。

操車場を訪れたのは夕方だったので、線路にはこれ以外車両はありませんでした。

 

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宿はいわき駅前だったので、夕食後ちらっと駅を拝見。

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ったって、別に珍しいものがいるわけではないのですが。

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大宮から東北新幹線と磐越東線で行くということも考えたのですが、とくに磐越東線の時間が合わなくて断念。Img_0335_20240331223001

なかなか、寂しいダイヤだ。最終も19時台だという。。

常磐線の原ノ町方面も厳しいねえ。

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車両はいずれもきれいですね。

「ひたち」の仙台行きがありますが、あれはいつか乗ってみたいですね。

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これもメインブログに書きましたが、翌日双葉駅を訪れました。

帰還困難区域となり、ようやく4年前に再開された区間、駅です。

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以前は複線でしたが、上り軌道敷を避難通路とするために単線化されたとのこと。

周辺は整備が進んでいますが、街の復興はまだこれからの状態です。

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この辺りは線量計が多く設置されています。

この値は世界の主要都市と比較しても低い値で、状況は改善されています。ただ、双葉町全体で見るとまだ帰還困難区域は残っています。

 

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時刻表と次の列車の表示は大型液晶パネルに表示されています。駅員との連絡はオンラインで可能。

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ちょうど水戸行きの5両編成の列車が到着。

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数人の乗降客がいました。

奥に見える架道橋は使用できなくなっています。地震で落下したというものではなく、整備の際取り外したようです。

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小高駅。詳細はメインブログ参照。

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無人化されていますが、駅本屋には商店(酒店らしい)が設けられ、きれいに整備されています。

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構内は中線があり(使用されているようです)、ホームも長く立派なものです。

 

今回の旅では鉄道は利用しなかったのですが、いずれ列車で訪れてみたいと思います。

2023年12月 3日 (日)

京都鉄道博物館

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ちょっと時間がたってしまいましたが、11月のはじめに京都鉄道博物館に行ってきました。Imgp9494

数年前から行く計画を立てていてコロナで果たせず、昨年も京都には行ったのですが都合で行けずじまいで、三度目の正直です。

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入ってすぐに目に入るのはこのC62,80系と0系新幹線です。

昔の’HOゲージ’カタログ’とかに出てきそうな並びですね。

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これを今見るとちょっと感動します。

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クハ103-1は持ってましたよ。。小6のときお正月のお年玉で買いました。。

103-1が2両あったので、1両は103-4と読み替えてました。。

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こっちはどこかのNゲージカタログみたいな並びですね。

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古典機も何両かいます。

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この辺も売れ筋の車両たちですね。。

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500系は2度乗ったかな。山陽区間300キロ走行は印象的でした。

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やはり70年代近辺の車両がいちばん目立ちますね。見る人の感覚がそうだからかもしれませんが。

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関西なので当然車両の展示も関西視点を感じます。

特徴的なのは在阪の私鉄もところどころに出てくることです(車両全体はありませんが)。

台車が保存されているのには驚きました。阪急2300,2800に使われたFS345ですね。

これにピンとくるのは、古くから日光モデルがこの台車を製品化していて、ミンデンを履く私鉄電車を自作する人はたいていこの台車を加工するなどして使っていたからです。私も東武1800つくるとき、使いました。

なんとなく、本物のFS356よりもこっちの方がカッコいいんですよね。。今1/80で8000作る準備していますが、実物にこだわらずにこちらを使うつもりです。

 

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鉄道の博物館には大レイアウトがつきものですが、ここのレイアウトはそれほど感心はしなかったな。

てっぱくのレイアウトも記憶がないですが、あまりに大きいので作りこみ的にはいまひとつ。

まあ、方向的にはこんな感じでお子様向けです。

レイアウトですごいなと思ったのは原鉄道記念館かな。東武もけっこういい感じでした。

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屋上からいい風景が眺められます。

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梅小路といえば蒸気機関車。これはもう鼻血ものです。

てっぱくもこれにはかなわない。

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静態保存の機関車も近くで見られます。大正から昭和にかけての機関車はだいたいそろっているかな。

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それと、動態機の検修もここでやっているのですね。D51 200が検査中でした。

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テンダーを切り離し、従台車も取り外していました。

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これ好きなんです。

昔、プラモデルで作りました。また作りたい。

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同じころこっちもプラモで作ったな。

これが走るんだからねえ。卒倒したくなってきますよね。

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客車が残念なのですが(どこかからスハ43ぐらい借りてこれるだろうに)、煙あげて走ってる姿見ると、失神したくなります。

写真だいぶ端折りましたが、よい目の保養になりました。。

 

2023年9月10日 (日)

福島の廃線跡探訪2

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前回ライトレール訪問を先に書いたので中断しましたが、お盆の頃行った福島地方探訪の続きです。

初日は福島交通を見て、翌日はまず奥羽本線の庭坂に向かいました。

庭坂といえば庭坂機関区、板谷峠と4110とか、E10とか色々浮かんできます。

しかしながら、今庭坂駅は無人駅であり、一定の広さの駅構内は残っているとはいえ、過去の様子をうかがうものはありません。

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実は全く無くもないのです。庭坂と言えばレンガ造りのランプ庫が有名なのだそうです。

画面オク右側の白い住宅地辺りにちらっと赤いのが見えてますが、どうもそれらしい。事前調べができてなくて、見そびれました。

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駅構内には保線車両用の留置施設があります。機関区は画面左側に展開していたようですが、現在は住宅地となっています。

ここには福島県の運転免許センターがあるそうで、それなりに利用者がいるようです。福島から庭坂までの区間列車もありますが、米沢に行く列車は1日6本だけです。

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私は結構朝早い時間(7時台)に現地に着いていたので、普通列車もそこそこ見られました。

日中このダイヤは、利用者にはかなり厳しいですね。

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当然標準軌なわけですが、和風ローカル線的な風景で軌間が1435mmというのは、考えてみると不思議な感じがしないでもありません。

もちろん京急や近鉄の山の方なんかは似たような草生した線路はあるとは思いますが。

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219系5000番台です。

狭軌の同系列は引退してしまいましたが、こちらは台車が新製でマッチングも悪くなかったためか、今でも元気に活躍しています。

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新在直通というのは日本以外(=在来線とゲージの違いがない)ではふつうにあるようですが、日本だと諸条件が整わないと難しいのですかね。西九州新幹線とか、なんでああややこしいことになるのか、私はあまり関心がないのでよくわからないのですが。

 

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庭坂を後にして、国道115号に出て山越えをします。

峠を越えて坂を下っていくと、聞き慣れた地名が目に入ってきます。

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国道をそれてすぐのところに駅舎らしきものが。

 

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駅の前は更地になっています。

昔の記事に載っている構内配線図を見ると、構内東側には小川が流れているようですが、そのようなものはありません。また構内があったと思しき所は緩い斜面で住宅が散在しています。

手許にある「レイアウトモデリング」「軽便探訪」ともに路線略図を載せていますが、おそらく国道は移設の上拡幅したものと思われます。。

 

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ウェブを見ていると、軽便の存在は一時期は忘れされれていたものが、近年駅跡のモニュメント設立など見直しの動きが起きているようです。

この建物、窓越しに見ると何やらレイアウトのようなものが置いてありました。イベントか何かが時折開かれているのかもしれません。

 

再び車に乗り南下します。

115号線はところどころ新道と旧道に分かれているようで、旧道を丁寧に見ていけば駅跡の表示が見られそうです。木地小屋の地名を見たので、少し探してみたのですが、すぐには見つけられないようでした。とりあえず川桁まで行ってしまうことにしました。

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JR川桁駅です。何の変哲もない無人駅ですが、駅前広場は広々としており、ここが沼尻の構内だったのでしょう。

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けっこう立派な記念碑が建っています。

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この辺かなと思って撮ったのですが、実は駅跡はこの反対側に広がっていたようです。

そこはいま、JRの資材置き場などに使われています。

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JRの貨物側線はいちおう押さえておきましたが、画面左上の辺りが構内ということですかね。。

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画面右上辺りです。立ち入りができないようになっています。

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磐越西線を走る車両はどれもモダンな車両です。

回送されるE120気動車。

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国鉄色ラッピングだそうですが、やけに中途半端ですね。。

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普通列車は東北地方ではおなじみのE721系。

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サービス的には仙台近郊とそん色がないですね。

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さて、川桁を後にして次は沼尻鉄道の車両が保存されている、猪苗代湖畔の施設にやってきました。

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機関車と客車2両が保存されています。

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子供向けの体験施設なので、車内に入ることもできます。

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この塗装は本来のものではないらしいです。

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車輪が小さいので、軸箱が相対的に大きく見えますね。

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沼尻の車両を実見するのは初めてですが、なにしろ雑誌に実物、模型の写真が繰り返し出てきたのですっかり既視感ができてしまいました。

製品もたくさん出ていて、高くはないのですが数は少なく、それなりにマニアの方が扱っているので、一介の道楽者としてはちょっと敷居の高さを感じます。

素人がEF58を買うこととはちょっと違う重さを感じるんですよね。。

 

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ここにも移設された駅舎が保存されています。

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といっても沼尻鉄道とは関係なくて、国鉄の翁島駅駅舎です。

保存というよりも建物を利用して、休憩所に活用しているという感じでした。

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猪苗代湖、五色沼も見たかったのですが時間の都合で省略し、今回最後の目的地に向かいました。

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国鉄時代に廃止になった日中線の熱塩駅です。

今は記念館になっています。

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きれいに整備されています。

映画撮影などに活用できそうですね。

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現役時代に訪れることはできませんでした。

40年ほど前ですと、日中走らない日中線とかいって、ある程度知名度はありましたね。

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記念施設として、内部をみられるようになっていますが、管理者の人はいません。

きちんと管理はされているようです。

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私が訪れたときは数人の人が入れ替わり車で訪れていました。

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キ100とオハフ61が保存されています。

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保存状態は良好。

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キ287です。

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わりと面白い顔してます。

今でも私鉄で現役なのですから、すごいですよね。

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客車越しに車内が見えます。

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おなじみTR11。

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窓が開いています。どなたかが管理しているのですかね。

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私が旧型客車に乗ることができたのは1970年代後半~80年代初頭ですが、その頃60系は既にあまり見られなくなっていた気がします。

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通勤電車でも普通に見られたのですが、今は全く姿を消しましたね。

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35系よりはシートピッチが狭いのですが、あまりそういう感じはしないですね。

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とても静かなところです。

ターンテーブルの跡があるそうなのでその辺を歩いたのですが、見つけられず。

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これもウェブでは結構被写体になっています。

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今でも線路跡はかなり追うことができるそうですが、なにしろヘタレなのでそこまでしなかったです。

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さいごに喜多方にもどり、ら~めんを食べました。

電化されていますが、電車は来ないそうですね。

 

というわけで廃線跡を3路線(福島軌道線は5路線と数えるのかもしれない)、保存された旧駅舎を3つ、旧機関区を1か所、訪ねてみました。

ろくに調べずに行ったので取りこぼしが多く、雰囲気味わっただけですが、それなりに楽しめました。

営業路線もさることながら、駅構内の側線や施設も今はずいぶん寂しくなってるんですねえ。

 

2023年8月30日 (水)

宇都宮ライトレール

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宇都宮ライトレール開業初日に行って乗ってきました。

ので、前回書いた福島探訪の続編は後回しにして、こちらを先に書きます。

ライトレール、初電からダイヤ通りに運行するのではなく、朝は開業式典やパレードなど、続いて招待客を乗せた特別運行を行い、一般の人は午後3時から乗車できます。

それも3時台と4時台の列車は(宇都宮駅東口に限り)整理券を持った人のみの乗車になっています。

(友人の協力で、私は有難いことに4時の便に乗ることができました)。

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開業式も入場制限があるので、パレード会場に向かいました。

その様子はメインブログの方に書いています。

宇都宮LRT出発パレード

パレードが終わり、初電が出ると12時過ぎ。まだ間があります。

ので、この間を利用して、烏山線を探訪してみました。

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EV-E301系という、電池駆動の電車による運行ですね。

電化区間は架線集電で走り、宝積寺からは蓄電した電気を使います。宝積寺と終点烏山では架線から供給される電気で充電します。

本数が少なくて・・。10時半過ぎに乗換案内見たら、次の列車は2時間後なのです。

ただ、ちょうどパレードもそのくらいで終わるので、むしろ時間は有効利用できそうです。

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先日乗った仙石東北ラインはHB-E210系というディーゼルハイブリッド車を使っていました。

交流20KVー直流1500V、非電化を直通しますから、そこは適材適所なのでしょうね。

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そこそこの乗車率で、東北線内でも多少の乗り降りがありました。

どうやら乗り通す客がたくさんいたようで・、察するに同じこと考えているにわか乗り鉄の人(+若い男の子はまあ、今風にいうガチの鉄なんでしょうけど)たちのようです。

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いちおうおめでたいところで宝積寺駅名標。

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・てなことやってると本編のライトレールがあまり出てこなくなりますが。。

どのみち、乗りながらなのであまり写真がないのです。

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乗った感じは普通の電車がローカル線を走ってるという程度のもので、最高速65km/hらしいですが多少揺れが大きい感じがしました。

エンジン音がしないので、静かではあります。

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駅構内は思ったよりも狭く、周辺も利府駅より開けていない感じ。

このあと改札に行ったら、精算のお客(烏山線内はICカード非対応で簡易読み取り機もなく、精算は現金の未対応)が長蛇の列。

折り返し10数分でしたが、ちょっと焦りました。

前に並んでた人が「電車は新しいのになんでカード対応できんのじゃ!」などと、言わずもがなの文句たれてました。。

 

とかいってたら、こちらの番になって小銭入れをズボンのポケットから出すときフタが開いて辺りに小銭が散らばってしまい。。

 

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まわりに平謝りして、急いで券売機で切符買って再度入場し・。

あとで気がついたら、手元に切符が見当たらない。

→宇都宮でカード書き込み対応の上、再度精算しました。

暑さでだんだん壊れてきた。

 

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気を取り直して。

充電ゾーンの図。

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特殊な仕様なので総合的にはコスト高なのでしょうけど、モデルケースになるとか話題作りになるとか、色々成算はあるのでしょう。

 

というわけで烏山線はおしまい。

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インターミッション。

宇都宮と言えば餃子ですよ。

ジャンボ餃子はなんだか焼き肉まんみたいな感じでした。

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さて・いよいよ。

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整理券で順番に並ばされたので、ここのホームに来ただけですぺしゃる感があります。

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分類的にはオールクロスシートですね。

シートピッチは狭いけど、電車ともバスとも違ういい感じの座席。

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バスよりも低床で、着座した時の目線はSUVタイプの車と同程度でしょうか。

低く座るのはなんか新鮮。

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市街地はそれほどなくて、すぐに沿線は郊外の田園風景になります。

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平石。駅は待避線のある2面4線。車庫は本線とは直角に位置。

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川を渡る。

これを見てると、今月上旬に回った福島交通軌道線(跡)をそのまま近代化したような印象があります。

福島交通も、頑張って生き残っていれば。。。

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芳賀・高根沢工業団地に着きました。

16時発の列車でしたが、1時間以上かかりました。

このときはまだ日がありますが、この時期日没が早くなりましたね。この後撮った写真見ていると、KPのホワイトバランスが変調起こしてます。

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今乗ってきた車両を見送ります。

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かしの森公園前はすぐ先に見えます。

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17:45の列車で戻ります。

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久しぶりのまとまった新線、それも全くの新規開業ということで、なかなか興味深い路線でした。

 

 

 

 

2023年8月12日 (土)

701系

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こないだ仙台で乗ったので興味を持ち、IMONで調達してきました。

今日の主力はE721系で、もしそれがあればそちらを買っていたのですが、KATOからは出ておらず、MicroAceの製品も今は在庫がないようです。

 

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前回の旅行中、701系は岩切から仙台まで乗りました。ほかにも編成中701が組み込まれた列車もありました。この前も書きましたが、適度にウェザリングされているとなかなかかっこよかったです。

 

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Mc+T+M+Tcという組成も、電車の基本みたいな感じで悪くないです。

素っ気ない切妻ボディも、幌をつけると正統派国電っぽい感じになってこれまた悪くない。

断面や高さの大きく違うE721系と併結する姿も、マニア的には好ましい。

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首都圏は何でもかんでも20m 4ドアになってしまったし、ホームドアの関係で今後もバリエーションができそうにありません。

なので、ただ3ドアであるだけでいい感じがしますね。

 

せっかく701を名乗るなら、T車の台車はTR11にすればよかった気もしますが。

無理だって。

 

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この製品は4両セットの1000番台ですが、動力はMcに入っているので、2両で運用することも可能です。

ステンレスの外装は暗めのグロッシーな色合いで、なかなかリアルな表現です。

というわけで、意外と電車味を堪能できる車両でありました。

うさぎ鉄道の田舎風景にもよく似合います。

 

2023年7月30日 (日)

川越線荒川橋梁

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仙台に行ったときは大宮から新幹線に乗りました。大宮から仙台は66分ですが、うちから大宮までが結構かかります。

もっともそれは、名古屋に行くときも飛行機で福岡行くときも同じようなことが起きるので、仕方ないんですけど。

ところで、川越線の指扇ー南古谷間にかかる荒川橋梁は、荒川の堤防整備および整備中の第三調整池との兼ね合いで、架け替えの計画が進んでいるそうです。

JR川越線荒川橋りょう改築工事に関する概要説明動画

JR川越線荒川橋りょうの複線化仕様での架換えに関する協議会

現状では鉄道付近の堤防高さが他と比べ2.5mも低いのだそうで、架け替えは必須と思われます。

その際に新橋梁を複線を前提に考えるか、現行単線のままとするかは、意見が分かれているようです。

大宮ー川越間は今でも日中時間3本、10両編成の列車が運行されており、これ以上の増発は難しいでしょう。朝7時台でも時間4本なのは沿線(日進ー南古谷)の宅地開発にも影響は出ているかと思います。

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仙台から帰った翌々日もくそ暑かったのですが、ちょっと見に行きました。

というのはちょっと試したいことがあって、先日買った折り畳み自転車を乗せて、南古谷のコイン駐車場に留めてそこから自転車で行ってみようと。

いちおう運ぶことはできましたが、自転車はママチャに毛が生えたようなものなので重く、置き方を間違えてブレーキワイヤーを傷つけてしまった。。

それと、この辺走っててもとにかく暑い。

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川越線はもちろん昔から知ってますし気動車から電車になったときは大したものだと思ったものです。都心を走ってた緑の103系が、編成もそのままこんなド田舎走るようになったのですから。

その後も終点が池袋だったのが新宿になり大崎になり、最近ではハマの方から紺色の電車が来たりして、すごいはすごいのですが、その割に沿線は。

南古谷にはウニクスができたり、駅前にベルクスーパーもあって住むにはいい感じなんですけどね。

もうちょっと電車がくればなというのはたしかにある。

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ハエ区はできたころから知っていて、田んぼのなかに保護色みたいな色の電車が止まっているのを強い違和感と共に眺めていたのですが、今日に至るまでカメラを向けることはありませんでした。

近くまで車で行ったことはあるですよ。

税務署も近いですし。

それにしてもここができてから38年もたったとはね。

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この頃は全線にわたり細い37kgレールでした。電化直前に乗ったら、新しい50kgレールが側線にも用意されているので驚いた記憶があります。1984年。

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今年初めに話題になった、例の分岐ですね。

この辺意外と踏切が多いです。

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列車の左側に防風おおいが見えますが、順光側からは撮影が困難。ただし朝はこちらが順光になるのかも。

下はゴルフ場かなにかです。撮影場所は土手の上を通る細い道路で、左手は踏切になっています。

この道路は車通りがとても多いです。

橋は開業時からのものということで、個人的にはなじみ深いものです。

計測したわけではないですが、これをイメージして昔Nの鉄橋を自作しようとしたことがあります。

といっても3mmヒノキ棒をこんな形にしたものですが。結局完成しませんでした。

 

架け替えになれば、今風のコンクリートを使った橋梁になり、列車はより見えにくくなるでしょう。

今もずいぶん条件が悪いような気がしてたのですが、記録をしておいたほうが良いような気がしてきました。

 

 

2023年7月23日 (日)

仙台近郊鉄道周遊

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前回の続きです。

石巻18:30のあおば通り行きに乗って、あおば通に19:52に着きました。

池袋から森林公園まで各停で乗り通したような感じです。

金曜日の夜ですが、ラッシュ時間帯はわずかにすぎているせいか、それほど混雑感はありませんでした。

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ホテルにチェックインして、いったん食事。

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市営地下鉄を初体験

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さいしょは東西線を試してみます。

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9時半ぐらいでしたが、乗客はそこそこ。

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終点の八木山動物公園駅へ。

少し外に出ましたが、立派なバスターミナルがあり、広い道に面していました。

休日には賑わうことでしょう。

この日はこれでおしまい。あおば通一番街まで戻って、仙台の中心街を歩いてホテルに戻りました。

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翌日。

朝ホテルを出て仙台駅で帰りの切符を確保、再び地下鉄駅に向かいます。

JR仙台駅と地下鉄駅の間はそこそこ距離があります。東京駅と大手町駅(っても色々あるけど東西線、千代田線あたりの)ぐらいあるかな。

最初にいずみ中央に行って、折り返しましす。

いずみ中央でいったん降車。ベローチェかどこかでコーヒー飲んだ。

ここにも大きなバスターミナルが。

それ以外はふつうの郊外の風景です。ただ沿線は山が深そうでちょっと横浜風味があります。

 

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ところでこれは1000N 系の室内。結構癖がありますね。。

座席中央のスタンジョンポールが、ちょうどど真ん中に。中央部のモケット色が違っていますが、7人掛けするにはこのポールをまたがないといけない。

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これはよく言われていることですが、先頭車運転台背後に座席スペースがあり、先頭車の全長が伸びている。

というより、この分だけオーバーハングが長くなっている。

更に、運転台は右側にある。

次世代の3000系はどうなるんでしょうね。

 

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富沢まで行って長町まで戻り、そこからJR東北本線に。

仙台空港行きを待ちます。

701系とE721系は併結運転を行っています。

このガチャガチャぶりは好ましく感じます。。

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乗ったのは4連の仙台空港行きです。E721系500番台。後ろにSAT721系を併結。

左側に小さく見える仙台行きは2両編成ですね。

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室内。こちらはSAT721系。

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空港ロビーをひとしきりぶらつき、仙台に戻ります。

2両ですが、お昼が近かったせいでかなり混みあいました。

仙台で昼食。

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再びホームへ。

こんなのがでろんといました。

なんか、撮影用に置いてあるみたいな。

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701系が登場した時、なんとも安っぽい感じであまり好印象はなかったのですが、今こうしてみると適度にウェザリングされたステンレス車体がなかなか、現役の鉄道らしさを感じさせて悪くない。

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これが1番線に止まっているのを見て思ったのですが、帰りは常磐線経由で行けばよかった。

もう切符をとってしまったので後の祭りです。

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次に行ったのは利府です。

なぜ残っているのかよくわからないと思ってました。

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なんというか、ごく普通の郊外の駅です。駅前には例によってバスターミナル。ホームは頭端式。

そのさきに廃線跡を利用した駐車場、周辺は普通の住宅街。

仙台のベッドタウンで、例えば西武狭山線とか、西武園線とか、そういう感じに近いと思います。

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乗客はそこそこいるようで、1000番台(4両固定)が往復していました。

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新幹線の車両基地の脇を通ります。

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引退した719系がちらっと見えました。

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つぎに、昨日乗り残した東西線の荒井まで行きました。

海に近い、田んぼの中にある大きな駅です。やはりバスターミナルが大きい。

ここは震災記念館があるということで、見学してきました。

いちおう仙台市営地下鉄は完乗です。

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さいごに仙山線に乗ってみました。

時間が取れれば山形まで行ってみたい気もしますが、本数が多くありません。

愛子(あやし)までは区間列車が多数運転されているので、そこまで行くことに。

あやし駅とはまた変わった名前。

面白山温泉というのも、面白い名前ですね。

作並とか山寺とか、鉄道誌にはよく出てくるので見てみたいとは思うのですが。作並も無人駅だそうで。

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これまで乗ってきた各終端駅では、ある程度その辺を散策していましたが、今回は時間の関係でとんぼ返り。

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この2日間の仙台周辺は曇りまたは小雨。

ぱっとした感じではないものの、適度に涼しく、写真も撮りやすい感じでした。ただし土曜は外をあまり出歩けなかった。

山の向こう、秋田では豪雨で大変だったようです。

被害に遭われ方にお見舞い申し上げます。

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ふたたびはやぶさに乗ります。

乗ったらつぎはもう大宮。

こちらに戻ったのは夜7時過ぎでしたが、ひるまはそうとう暑かったみたいでした。

雨でぱっとしなかったけど、久々の乗り鉄を堪能しました。

 

2023年7月18日 (火)

石巻

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仙台から仙石東北ラインに乗ります。

この列車が登場したときは、なぜ仙石線を使わないのか不思議な気がしましたが、仙石線は待避線がなく、速度も出せないのだとか。

ハイブリッドなのは交直直通のためと、女川にも行けるというメリットがあるからでしょうか。昔と違って速度的には問題ないのでしょうね。

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出発まで間があるので仙台周辺の車両事情を見ます。

E721系が主力の様子。

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けっこう利用客が多く、それも石巻近辺まで行かれる方がほとんどで、ほぼ全区間立って乗車していました。

石巻は9年前に用務で来ていますが、そのときは高速バスを使いました。鉄旅ではなく同行者もいたので。

仙石線も当時は野蒜周辺が不通で代行バスでしたし、もちろん快速も走っていなかった。

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自宅から仙台までは2時間ちょっと(それも新幹線に乗っているのは1時間少々)なのですが、仙台ー石巻は50キロあって、それなりに時間がかかります。泊りは仙台なので、ざっと見る程度です。

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9年前に来た時も貨車の入れ替えをやっていたので、それを見たかったのですよね。

今回も機回しをやっているのを見ることができました。

機関車は新しくなりましたね。

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DE10に似ていますが、そこかしこが新しくなっています。

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首都圏にはHD300がいますが、ここは普通のディーゼル。DE10と違い、電気モーターで駆動します。

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2列車並びました。

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模型的に小さな駅ですが、なかなか壮観です。

こういう風景は今日日なかなか見られない。

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車両のバリエーションも申し分ないですね。

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今回乗車した唯一の国鉄車です。

運転台を新しいデザインにしたので、古い感じがしません。

カラーリングも鮮やかです。

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こちらは今回乗れなかった。いずれ、小牛田から乗ってみたい。

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マンガッタン仕様は205系だけでなく、こちらにもありました。

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20年前の山手線と変わらない風景ですが、別に古い感じはしないですね。

ふだん東上線で慣れているせいもあるけど。

この後、あおば通りまで1時間半かけて(18:30石巻ー19:51あおば通り)乗り通しました。

首都圏郊外鉄道感覚でいうと、やはりもう少し速達の列車があっても良い気がします。仙台周辺はそうとうお金かけて改良してありますが、待避線が作れればね。。

この日は地下鉄にも乗りましたが、それはまた次回。

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