昨年ピンクの新色が発表されて以来、ずっと気になっていた新京成線を訪れた。
京成本線は所用でちょくちょく利用するけど、新京成の方は正直、なにかの用事でつかうことはまずないですね・・。まあ私は終日机に向かう仕事なので、首都圏を仕事で出歩くことはほとんどないのですが。
撮影のために訪れるのはなんと34年ぶりだ・・。
新京成はですね・・。最初に訪れたのは'79年の春だったかな。当時は100型とかの吊り掛け車が中心で、こぎれいに整備された、電車らしい電車を好ましく思っていた。
左右でドアの位置が違うなど、ちょっと異文化に触れるようなエキゾチシズムも感じたりしていた。
2度目に訪れたのは'81年の春休みで、武蔵野線で新松戸まで行って松戸に出たんだったかな。くぬぎ山から初富あたりを歩いた。北総線が乗り入れていた頃で、7000型の写真とか、撮ったな。
ちょうど8000型の増備が進んでいる頃で、800型の一部が、アイボリーとブラウン塗装に変わり始めていた頃だった。更新前の車体は良くまとまっていて、新塗装も上品な感じで好きだった。8000型はちょうど鉄道ファンの紹介記事と図面も持っていたので、16番で模型を作ろうかと試作したりもしていた。
まあとにかく、私にとってはあの好ましい旧型電車たちこそが、新京成を印象づけていた。
それから幾星霜・・。なんか風の噂に、VVVF車が入ったとか、新鎌ヶ谷ができたとかなんとか、聞こえては来ていたが・。
今は今なりに、好ましい車両群が多数走っているという感じですね。
8000型が出たのが'78年、中学生の時だったかな。当時は旧型車と同色で、いまひとつふっきれない感じだったが、新塗装(アイボリーに茶帯)はシックで魅力的だった。
模型にしたとき、軽く艶を出したアイボリーの塗装がきれいに決まると、いいだろうな、と夢想したものだ。
これが最新のN800型の新塗装。ずいぶんとイメージが変わるが、ステンレスのこの電車には意外と似合っている気がする。以前の色はステンレス車にはちょっと暗い感じがしたものだ。
自社発注車としての最高峰といえる、8800型。
なんとなく、新京成が一番気を吐いていた時代を象徴する車両という感じだ。
デザインも良くまとまっている。
阪急を連想する、一段下降窓。とても美しい車だ。
乗り入れ塗装はちょっとごちゃごちゃした感じでいまひとつ。
新塗装は・・・。
8900型になると、京成との融合がだいぶ進んでしまっているが、正面など、個人的には本家よりちょっとかっこいいデザインに思える。ただ、全体的な印象はやや平凡な感じがぬぐえない。
本当はくぬぎ山の、昔歩いたところも行こうと思っていたが、疲れたのでこの辺で手じまい。
新鎌ヶ谷で野田線じゃないアーバンパークラインにのりかえます。
高架化工事が進んでいるようです。
新鎌ヶ谷は初めてです。3路線が乗り入れています。
野田線じゃないアーバンパークラインの、このあたりの区間に乗るのも久し振り。
前にいつ乗ったのか、全然思い出せない。
野田線というと、個人的にはどうしても5000系とかを思い出してしまうので、アーバンパークだかなんだか、そういうイメチェンを図りたい気持ちはよくわかる気がする。
電車も気合いが入っているしね
まあ、あとは乗り鉄というか、野田線じゃないアーバンパークラインをひたすら大宮まで乗り通したのでした。
柏駅ホームにホームドアが設置されていたので驚いた。東武では和光市(有楽町線側のみ)と、ほかにどこか設置されている駅、あるのだろうか?
この辺もすっかり都会の鉄道っぽくなりましたね。60000系とか10030系が青いので、なんだか気分は藤沢駅、みたいな気分になってきます。
野田線も新京成も、本数的には問題ないが、外環状方向に走る列車はどうも優等列車が設定されず、やたらと時間がかかるのが難点だ。
鉄道会社としては、短時間利用客が多い、という分析なのかな。まあ、じっさいのところそうなんだろうね。
というわけでした。
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