阪神赤胴車
前にもちらと書きましたが、阪神赤胴車の鉄コレを集めてみました。
阪神はピクの特集号とか、昔で言うと保育社のカラーブックスとか、時折買って読むと結構興味を惹かれるんですよね。
車両の変遷とか。赤胴車は特に、後年まで編成単位で車両新造をしなかったので、組み合わせが興味深い。京成と似てるけど、京成よりも入り組んでいるし、改造して新系列になったりして複雑。時代背景や当時の企業的な事情により、超経済車、通風機改良型、両開扉採用のチョッパ、冷房車、編成概念の変更、抑速制動付き、と進化していく。さらにこれらが、時代の変化とともに改造新形式となったり、編成が組み変わったりして、バリエーションを増していく。
それが、なまじ身近な存在ではないと、情報だけがうわっと入ってくるので、余計複雑な気がする。例えば西武も赤電とか、いろいろやっているが、実際にリアルタイムで変化を見ているので、ざっくりとしたイメージは体にしみている。もし関西のひとが興味を持ったとして、資料を手繰ってみたら、けっこうカオス感があるかもしれない。
それはそうと、今回購入したのはアマゾンの中古とヤフオク経由の鉄コレです。事業者限定を中心に、いろいろな形態が発売になっています。
その中で個人的に最も気になる7801型を中心に、まとめてみました。
先に書いたように部外者ですので、雰囲気だけでまとめていますので、詳しい方が見たら変な気がするかもしれません。
まことにもうしわけございません。。
そういうのはきっと、東武73,78を適当につながれたときの違和感と同じなのでしょうね。。
この7801+7901を両端に逆向きにつなぐのが、果たして考証的に正しいのか、正直自身がございません。
しかしながら、中古商品は選択肢が限られているので、その辺は致し方ないところです。
7801の初期車ですが、当時小型車追放を急いでいた阪神が、少しでも製作費を減らして新造を急いだ超経済車となります。
車体の裾は直線(丸くない)、正面は3面折れのない、切妻。雨樋が露出しています。7901の台車は旧型から流用したボールドウィン、タイプなのが、とても魅力的に映ります。とはいえ、BWを履いていたのは新造後数年のことのようです。
この模型は冷房化がなされた後なので、70年代後期の姿、ということでよろしいでしょうか。
こちらはオクで入手しました。
鉄コレ的には7801よりもやや古く、微妙に仕様が異なっています。
実物も7801よりは数年早く誕生した形式で、単行で武庫川線で使われていたのがとても有名です。
4両いて、本線でもよく使われていたとはものの本にかかれていましたので、こういう感じで中間に組み込む、ということもあったのではないかと思います。
これも冷房化、パンタ交換後の姿になっています。
模型ではこれを動力車にしましたが、阪神は台車中心間が長い、オーバーハングが短いのが特徴です。模型ではそれに合わせた動力ユニットがなく、やむを得ず床下機器を一部間引きして再配置しています。台車もFS30の側枠がないので、付属のアルストム台車(阪急2000あたりのものかしら)をつけています。
これ確か乗ったことあったな、と思って、古い写真を探したけど、これは違うんですね。。
たしか青胴車を改造して作ったのでしたっけ。扉が両開きで、中間扉を閉鎖しています。
京福に譲渡されたのはたしかで、国鉄DT21に履き替えたやに聞いています。
この車は古いD16あたりの、吊り掛け車です。
これだけ単行で走らせても絵になりますね。。
このほかチョッパ車の7001は今も阪神オンラインショップに在庫がありますが、Tc+Mのようで、つまり昔の鉄コレにあった東武8000のクハ+モハみたいなもので、そのままでは編成が組みにくそうです(ネット上でおやりになっている方もいるようです)。
GMには7001、または3801あたりの形態の板キットがあります。気にはなりますが、先に青胴もそろえたくなってきますね。。
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