国電73系 更新
前に何度か書いたと思うが、この73系は大昔、たしか平成元年ごろ、これで東武7300、7800系を作るつもりでキットを購入したものがベースになっている。78を作るため、動力ユニットをふくむ2両の台車をDT16(FS10類似)とし、パンタもPS16とした。
その後いろいろあって改造はとん挫し、平成2年の春頃国電73系として素組してしまった。ただ、パンタや台車に少し妙なところが残っていた。73も色々な台車のものが存在するが、DT16と言うのはないのだよね。
もっとも、2023年はじめに現車をチェックしたところ、DT16は動力車のみで、クハの台車のうち一部はTR48になっている。ので、上記の建付けとは矛盾するところもある。
動力台車は昔のエンドウ製の時代のもので、鉄コレ台車のように簡単には取り替えられない。
23年春、この動力台車を流用してクモニ81 100を作る事を考えた。
73には鉄コレ用動力ユニットを新調し、動力性能の改善を図った。
ただ、鉄コレなら元の床下機器を移し替えれば済むが、昔のGM製床下機器(この場合、上記クモニ81キットに入っていた床下機器)は分厚いベース板を独特な形の専用床板に取り付けるため、そのままでは鉄コレ動力にはつけられない。
うまいこと鉄コレのジャンク車体を使えないかと探したこともあったが、結局このGM床下機器を糸鋸でベースと切り離し、t3のプラ板にまとめて鉄コレ動力に取り付けた。
もとの床下機器は制御機がCS10だが、初期の73には少し新しすぎる。どうせならとCS-5にしたいが、単品で入手できなかった(さいきんのキットは別体でCS-5が添えられているようだ)。ので、バルサと薄紙で自作してしまった。
そんなこんな、頭で考えながら余計なことをしていたのと、昨年は色々忙しかったので作業がまるで進まず、年が明けてしまった。
正月にまとめて作業する時間があり、それを機に編成をまとめた。
動力交換以外にやったことはパンタの交換だ。一部がPS16だったのをPS13に統一した。3両のうち1両だけなぜかPS13がちゃんと着いていた。
銀メッキのものは黒く塗装し、台枠を黒、碍子は白く、パンタすり板は銅色に塗ってみた。
ふだんあまりやってないんですけどね。いちおう見栄えはするようになったかな。
旧い(模型として)車両なのでこれ以上手を加えることはしない。
あと、一昨年再発になった全金改造クモハのキット(2両分)が残っている。これは増備の形で追加したいが、このキット、クハがないのでどうするか考えている。なぜかクモハ2両何ですよね。。3段窓のクハをもう一両買って、やれるものなら前面を傾斜型の300番台以降~にし、窓はそのままにするか、テスト的にアルミサッシにしてみるか(つまり昔78作るときに目論んだ方式)、考え中。
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