KTR 6000系と模型のメンテ
違う話題ふたつを組み合わせた記事になってしまい、恐縮です。。
寒いのが苦手なので、この時期は家で模型いじっていることが多くなります。それ以外の季節もそうなのですが、それ以外の季節はだいたい家にいると寝ているので。。
さて、今からちょうど50年前の今頃、それまで18mクラスが最大だった京王線に、地下鉄乗り入れを前提とした最新鋭の車両が入線、春の営業開始に向けて習熟運転を始めました。
それがこの6000系です。第一次車として6両固定編成6本が制作され、5月下旬に営業運転を開始しました。
京王沿線にはわりと親戚がいて、京王線も時折乗っていたのですが、ふだんは各停しか使っていなかったのと、ちょうどこの頃親が免許を取って、車で行くことが多くなってたので、新車には気が付きませんでした(今と違いますから、そうそうニュースは入ってきません。というか、小学校低学年では鉄道雑誌なんか読めません)。
初めて乗ったのは小4の春休みで、親戚と多摩動物公園に行ったときです。前にも書いたかな。前面左右の窓が食い違うアレンジ、方向幕と種別幕が一体となったデザインに強烈な印象を受けました。家に帰って、画用紙で模型を作った(画用紙で箱を作って窓を鉛筆で書いた。帯は好みで青緑色にした。。)のを覚えています。。同時にデト2910も、貨車なのに電車なんてわけわからん、とすごく驚いたのも覚えています。
話は戻ります。40年ほど前、いちど1/80で自作しようと思ったことがあります。しかし、窓のサッシュが多すぎて挫折。3年ほど前、IMONにGMのキットが在庫しているのを見て、昔を思い出して買ってみました。
キットは旧塗装(このカラーが変更になったのを知った時はショックでした。。)5両セットです。トータルキットなので、動力、台車、パンタも入っています。ただ、塗りキットは加工できる範囲が限られています。
この本を買って研究しましたが、いちおう第一次車5連(6両で登場したが、昭和51年に8連化、その際サハをM化して5+3の編成になりました)。を作ることにしました。
一次車は先頭車分散冷房で数は4つ、中間車集中型で、3000系にもある大きなキセのもの、という装備です。中間車はMまたはM'で、もとはすべてにパンタがついていましたが昭和58年ごろM'のパンタが撤去されています。
細かいところはそのままとしましたが、例えばクハの屋根にあるアンテナベースのモールドや、デハのクーラーがステンレス無塗装になっているのは、実車通りではないと思います。パンタ撤去の際に、配管も撤去されたかどうかは、確認できませんでした。
また考証的には、赤の帯が連結面に回っていない状態というのはいつからだったのでしょうか?
身近な車両でいうと、西武2000系とかは年代によってずいぶん変化していますが、京王もそうなのでしょう。それを適当に作ると、詳しい人は違和感を感じるかもしれないですね。。その辺はご容赦を。。
クハです。車番や方向幕のステッカーは、小さくて老眼にはハードルが高くて苦労しました。。タイトルにも書きましたが、ロゴはKEIOじゃなくてKTRです。
1979年1月ごろです。
そうだ、Nでも当時の生産計画に入っていて、それで実物を見にいったんだった。当時近鉄8400が出来上がりつつあり、次が東武8000、その次に京王を作ろうと思ってたんだ。
デハ6001。今回TcMM'MTcですが、M(編成2両目)に動力を入れてあります。将来的にもし3両固定を増備したら、編成の中間あたりに動力が入るよう、考慮しています(5両なら素直にM'に入れればよいのですが)。3連作るためには、今回のキットでは動力等無駄が多いです。未塗装キット買って加工すればいいのですが、いつやるんだか。
同じく実物。クハを含め、クーラーは集中型のタイプですね。
床下機器は、キットのは汎用だと思いますが、こうしてみるといい線いってますね。。
おまけ。この前パンの姿が凛々しくていいですね。。
さて、申し上げましたようにこの時期、うさぎ鉄道では連日運転をして、普段あまり走らせていない車両も運用につけています。
古い車両などは、結構不具合の出るものも出てきます。
これはC55。頻繁にパックの保護回路が働きます。ショートしているようなので、調べたら前輪のタイヤとスポークが緩んでこうなっていました。この車は5年前にオクで入手しましたが、KATOの生産ロットから見て’97年の製造とみられ、やや保守に手がかかる個体です。前にも同じところが壊れた記憶がある。。
C11(旧製品)も、時折保護回路が働きます。こちらは'88年の購入で、走行性能はかなり良い方です。が、前輪を外して見ると、先台車がボディ側のダイカストフレームに当たっている形跡があります。
ずっと、重連用のカプラーをつけっぱなしにしていましたが、それが負担になっているのかもしれないと思い、購入時と同じダミーカプラーに戻しました。以後再び好調を維持しています。
最後がED62(TOMIX)です。
買ったのはいつかな?吉祥寺のユザワヤで買った記憶があるから、たぶん25年ぐらい経っています。
外観、走行とも非常によい個体だったのですが、旧宅で本棚にディスプレイしたままにしていたら、暑さで?フリクションタイヤが溶けてしまい!手で取り上げようとしたら、線路ごと持ち上がってしまったことがありました。
このときはトミーに連絡して、台車ASSYを送ってもらいました。ゴムタイヤを取り替えなかったのは、それを知らなかったのか、台車に問題があったのか細かいことは忘れました。。
今回走らせてみたら、運転中速度が安定しないトラブルが発生。
調べていたらモーターがものすごく加熱しています。その後、少し走らせるとパックの保護回路が作動、という状況に。
思い余って、全部分解してみました。
グリスが劣化しているようなので清掃と注油。他は外見上問題なさそうなので組みなおしましたが、やはりモーターが過熱する。
古い車両には時折ありますね。うちの最古参だった113系もそれがもとで廃車になりました。
今回ボディをよく見たら、加熱のせいか外側のモニター部分が変形していました。
というわけで、安全性に問題ありと判断し、第一種休車。おそらくこのまま廃車になりそうです。
モーター交換ができればよいかもしれませんが、以前台車の交換もしているので、代替新造が良いと判断し、ぽち、しました。
急な出費はちょっと痛いな。。
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