2022年1月24日 (月)

KTR 6000系と模型のメンテ

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違う話題ふたつを組み合わせた記事になってしまい、恐縮です。。

寒いのが苦手なので、この時期は家で模型いじっていることが多くなります。それ以外の季節もそうなのですが、それ以外の季節はだいたい家にいると寝ているので。。

さて、今からちょうど50年前の今頃、それまで18mクラスが最大だった京王線に、地下鉄乗り入れを前提とした最新鋭の車両が入線、春の営業開始に向けて習熟運転を始めました。

それがこの6000系です。第一次車として6両固定編成6本が制作され、5月下旬に営業運転を開始しました。

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京王沿線にはわりと親戚がいて、京王線も時折乗っていたのですが、ふだんは各停しか使っていなかったのと、ちょうどこの頃親が免許を取って、車で行くことが多くなってたので、新車には気が付きませんでした(今と違いますから、そうそうニュースは入ってきません。というか、小学校低学年では鉄道雑誌なんか読めません)。

初めて乗ったのは小4の春休みで、親戚と多摩動物公園に行ったときです。前にも書いたかな。前面左右の窓が食い違うアレンジ、方向幕と種別幕が一体となったデザインに強烈な印象を受けました。家に帰って、画用紙で模型を作った(画用紙で箱を作って窓を鉛筆で書いた。帯は好みで青緑色にした。。)のを覚えています。。同時にデト2910も、貨車なのに電車なんてわけわからん、とすごく驚いたのも覚えています。

話は戻ります。40年ほど前、いちど1/80で自作しようと思ったことがあります。しかし、窓のサッシュが多すぎて挫折。3年ほど前、IMONにGMのキットが在庫しているのを見て、昔を思い出して買ってみました。

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キットは旧塗装(このカラーが変更になったのを知った時はショックでした。。)5両セットです。トータルキットなので、動力、台車、パンタも入っています。ただ、塗りキットは加工できる範囲が限られています。

この本を買って研究しましたが、いちおう第一次車5連(6両で登場したが、昭和51年に8連化、その際サハをM化して5+3の編成になりました)。を作ることにしました。

一次車は先頭車分散冷房で数は4つ、中間車集中型で、3000系にもある大きなキセのもの、という装備です。中間車はMまたはM'で、もとはすべてにパンタがついていましたが昭和58年ごろM'のパンタが撤去されています。

細かいところはそのままとしましたが、例えばクハの屋根にあるアンテナベースのモールドや、デハのクーラーがステンレス無塗装になっているのは、実車通りではないと思います。パンタ撤去の際に、配管も撤去されたかどうかは、確認できませんでした。

また考証的には、赤の帯が連結面に回っていない状態というのはいつからだったのでしょうか?

身近な車両でいうと、西武2000系とかは年代によってずいぶん変化していますが、京王もそうなのでしょう。それを適当に作ると、詳しい人は違和感を感じるかもしれないですね。。その辺はご容赦を。。

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クハです。車番や方向幕のステッカーは、小さくて老眼にはハードルが高くて苦労しました。。タイトルにも書きましたが、ロゴはKEIOじゃなくてKTRです。

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1979年1月ごろです。

そうだ、Nでも当時の生産計画に入っていて、それで実物を見にいったんだった。当時近鉄8400が出来上がりつつあり、次が東武8000、その次に京王を作ろうと思ってたんだ。

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デハ6001。今回TcMM'MTcですが、M(編成2両目)に動力を入れてあります。将来的にもし3両固定を増備したら、編成の中間あたりに動力が入るよう、考慮しています(5両なら素直にM'に入れればよいのですが)。3連作るためには、今回のキットでは動力等無駄が多いです。未塗装キット買って加工すればいいのですが、いつやるんだか。

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同じく実物。クハを含め、クーラーは集中型のタイプですね。

床下機器は、キットのは汎用だと思いますが、こうしてみるといい線いってますね。。

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おまけ。この前パンの姿が凛々しくていいですね。。

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さて、申し上げましたようにこの時期、うさぎ鉄道では連日運転をして、普段あまり走らせていない車両も運用につけています。

古い車両などは、結構不具合の出るものも出てきます。

これはC55。頻繁にパックの保護回路が働きます。ショートしているようなので、調べたら前輪のタイヤとスポークが緩んでこうなっていました。この車は5年前にオクで入手しましたが、KATOの生産ロットから見て’97年の製造とみられ、やや保守に手がかかる個体です。前にも同じところが壊れた記憶がある。。

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C11(旧製品)も、時折保護回路が働きます。こちらは'88年の購入で、走行性能はかなり良い方です。が、前輪を外して見ると、先台車がボディ側のダイカストフレームに当たっている形跡があります。

ずっと、重連用のカプラーをつけっぱなしにしていましたが、それが負担になっているのかもしれないと思い、購入時と同じダミーカプラーに戻しました。以後再び好調を維持しています。

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最後がED62(TOMIX)です。

買ったのはいつかな?吉祥寺のユザワヤで買った記憶があるから、たぶん25年ぐらい経っています。

外観、走行とも非常によい個体だったのですが、旧宅で本棚にディスプレイしたままにしていたら、暑さで?フリクションタイヤが溶けてしまい!手で取り上げようとしたら、線路ごと持ち上がってしまったことがありました。

このときはトミーに連絡して、台車ASSYを送ってもらいました。ゴムタイヤを取り替えなかったのは、それを知らなかったのか、台車に問題があったのか細かいことは忘れました。。

今回走らせてみたら、運転中速度が安定しないトラブルが発生。

調べていたらモーターがものすごく加熱しています。その後、少し走らせるとパックの保護回路が作動、という状況に。

思い余って、全部分解してみました。

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グリスが劣化しているようなので清掃と注油。他は外見上問題なさそうなので組みなおしましたが、やはりモーターが過熱する。

古い車両には時折ありますね。うちの最古参だった113系もそれがもとで廃車になりました。

今回ボディをよく見たら、加熱のせいか外側のモニター部分が変形していました。

というわけで、安全性に問題ありと判断し、第一種休車。おそらくこのまま廃車になりそうです。

モーター交換ができればよいかもしれませんが、以前台車の交換もしているので、代替新造が良いと判断し、ぽち、しました。

急な出費はちょっと痛いな。。

2015年6月18日 (木)

東松原のあじさいライトアップ

東松原駅のあじさいライトアップを見に行った。
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今年は6月10日から24日まで、時間は19時から21時30分まで実施されている。
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ウェブ情報によると、井の頭沿線には2万6千株のあじさいが植えられているそうだ。単に沿線の環境保全ということだけはなく、沿線の路盤保護という目的もあるそうだ。

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で、行こうと思って出勤時にカメラを持って出たのだが・・。まさかの残業でなかなか出られない。ようやく8時半になって退社。新宿21時10分の特急に乗って、東松原着は21時22分。あきれるほどぎりぎりのタイミングだった。
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しかも、梅雨前線が北上して夜半からかなり強い雨が降り続けている。
散歩して明大前あたりでめし食ってなんていうのは吹っ飛んでしまった。
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ライトアップしたあじさいと一緒に撮れる列車は数本、というか2本だけね。

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まあ、ライトアップされている斜面は40m位かな。ホームで電車待ちをしているときには大変に和む、いい眺めだが、桜並木のように華やかなわけではない。
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会社の子とも話したが、あじさいというのはちょっと妖艶な女性というイメージだ。
さくらは舞台女優とか、アイドルという感じか。
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こういう感じの花が、本来日本固有の種なのだそう。
望遠レンズを持ってきたけど、そんなに近寄っては撮れないです。

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今は鉄道ごとの個性はだんだんと少なくなってきたが、やっぱり京王は京王でなんとなくおしゃれだよねえ・・。列車接近の案内メロディですら、ちょっと違う。1000系もそんなに個性を強く主張している訳ではないのに、ディティールが微妙に上品・・。

やっぱり東武や西武とは・・(以下自主規制)。まあ、東武なんかはあ~ばんとか言ってないで、もっと自分の魅力に目覚めてくれればいいのにね。

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これを見送ってまもなく、ぼんっという音がして、投光器が消灯した。
雨はまだ降り続いている。

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10時も過ぎ、腹も減ってきた・・。家までいくつか繁華街を経由したが、もう面倒くさいのでそのまま帰宅。
というわけでした・。

2013年6月15日 (土)

井の頭線延伸計画の記事

また日経の記事で恐縮だが、
井の頭線、消えた延伸計画と日本一の「三鷹球場」
帝都電鉄が京王帝都の1路線となった1948年、三鷹から田無、更に東久留米に至る延伸計画があったという(久我山から別線を計画。後に吉祥寺経由に変更)。競願として、西武多摩川線の延伸(武蔵境から東伏見、後に武蔵関)というものもあった。双方に共通するのは、旧中島飛行機工場跡地に設置された「東京スタジアム」と、周辺で計画された大規模なスポーツ施設へのアクセス。しかし、球場は1年で閉鎖され、路線免許申請も後に取り下げられた。

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旧中島飛行機工場跡地から、浄水場のある辺り、この辺は私にとってはなじみの深い土地だ。工場引き込み線を利用した、国鉄武蔵野競技場視線の話は、何年か前のピクトリアル(中川浩一氏)の記事で知っていた。
この辺は戦時中爆撃の激しかったところで、よく不発弾の撤去作業をするお知らせを目にしたことがある。広い敷地だが、今は大きな公園と団地になっている。
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吉祥寺、三鷹から西武柳沢まで、かなり頻繁にバスも運行されている。この辺りを南北に結ぶ鉄道があったら、便利だっただろうな、と言う思いは強い。

実は10数年前、いわゆる架空鉄道として吉祥寺-川越間を結ぶ鉄道を想定したことがあった。実際の計画とは違い、路線の開通は戦前で、軌間は1435mm,吉祥寺から田無、今のひばりヶ丘を経由、野火止付近に車両基地があり(開業時)、川越街道に沿って川越に向かう、本川越付近に終端駅があり、大宮方面の電車と接続、という想定だった。

 軌間が1435mmなのは、山の手急行との接続を想定したため。中島飛行機の工場は南側を通り、立野町付近から南下して、吉祥寺駅手前で右に急カーブして北口付近に駅を設ける、と設定。駅は小さく、車両は18m級5両までしか対応できない(後改良で一部8両対応)。
90年代半ば現在、60年代中期から作られた新性能車グループとそのマイナーチェンジ版、80年代からの界磁チョッパ車が主力、最新のアルミ、ステンレス車が登場、試作的に作られた初期高性能車は、Tc化され、やはり60年代から70年代に作られた吊掛式車体更新車は一部が冷房化、新性能化の上残存、という状態だった、と思う。

 後にだんだんエスカレートしてきて、川越からスイッチバックして北に向かい、高崎だかどこかまで延伸された(戦後)、ということで、クロスシートの長距離型が登場(料金不要の、京急旧600型のような)、80年代初めには後継の新車が一部指定座席付きで登場、その後一般車と混結、座席指定車廃止とか、話が広がってしまった。

 まあ、こんな遊びは若い頃は大好きだったけど、残念ながら年と共に想像力が枯れてきてしまったかもなあ・・。

2012年11月12日 (月)

京王 1979年

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 79年1月の、まだ松の内も明けたばかりの頃だったと思う。
ここは先日地下化された調布(だと思う。ブログに書くとなると微妙に自信がない。でも、右奥に「調布駅北口通路」と書いてあるようなので、間違いないとは思う)。

 

前パンの6455を先頭にした特急京王八王子行きが停車中。背後に5000系が控えているが、番号まではわからない。

 これだけ見ていると、そんなに大昔という感じもしないんだけどねえ。

2012年7月16日 (月)

連写は最小限に

珍しくこの場でカメラの話を。さいきん使っているミラーレス機について。

Panasonic Lumix G3は最新世代のミラーレス機で、AF性能はニコンやキヤノンの入門用レフ機と遜色がない(あるいは多少上かもしれない)。ミラーレスならファインダーを覗いて撮影してもLCDで撮影しても、AFの速さは変わらない(連写枚数は影響を受ける)。さいきんのレフ機はだいぶ健闘しているようだが、基本的にライブビュー撮影時はかなりAFが迷う。

ただ、AFC(コンティニュアス)モードだけは実用にならない。今回は試さなかったが、以前にAFの遅いE-PL1で試したときは散々だった。実用上は、AFSにして連写したほうがベストショットを得やすい。

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EVFを観ながら1枚ずつシャッターを切っていっても、正面がちの構図でゆっくり走る列車であれば困らないし、AFは瞬時に合焦する。
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置ピンして連写するのだから、厳密にはすこしずつアウトフォーカスになってしまうのだが、その辺うるさいことを言えるほど眼力も技術もない。
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カタログ上の連写速度は16M、高速で秒4枚だという。
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16M、jpegファインの設定で、いちどに連写できるのは5枚から7枚ぐらいである。
良くやるのが、自分がベストと思った位置よりずっと前から連写を開始して、途中でバッファがいっぱいになって取れなくなるケースだ。
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連写開始
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7枚目で連写終了。悪くないが、もう1,2枚撮りたかった。
また、EVFの表示には必ずタイムラグがある。連写しているとき、この位置で撮ったはずだが、と思って見直してみると、実際の画像ではずれてしまっていることがある。
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最後の2枚は自分では撮った記憶がない・・。連写中なので、撮影者の反射神経は関係がなく、画面上列車が通過した時点で手を離して、撮影は終了するはずだ(手を離すタイミングも問題にはなるが)。
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連写するとどれか当たっているのかもと思い、つい多用してしまうが、無駄なショットも増えてしまうし、撮影も荒っぽくなる。ここはと思うところで、最小限連写するのが良いようだ。

MF時代、モータードライブは持っていなかったから、置ピンして1発勝負するしかなかった。AF一眼レフになって、連写はできるようになったが、持っていたニコンF80はたしか秒2.5枚ぐらいで連写は苦手、ほとんど使ったことがなかった。フィルムも勿体なかったし。デジタルになって、D70sは多少連写しやすくなったが、実際に現場で連写することはなかった(このモデルはAFCが使えた)。

G3は外観はちょっと頼りないが(なにしろ「ママ一眼」なので・・)、性能は悪くないので、しばらくは色々と工夫して、使っていきたい。
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おまけ。ぞろ目の7777号車が来てくれた。井の頭線にも1111、東急(8888)、西武(2222)はいるが、いずれも中間車だし、先頭に立つぞろ目は貴重かも。

2012年7月 2日 (月)

井の頭線

急に思い立って井の頭線に行ってみた。
あじさいはそろそろ終わりであり、かなりまぬけなタイミングはである。
Lumix G3の設定のチェックをしたかったので、近場で適当な被写体を探した次第。
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1722F ブルーグリーン
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1704F ライトグリーン
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1732F 2008年以降のマイナーチェンジ車。
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1721F ライトブルー G3のバッファが少ないので、連写開始の場所を間違えると途中で止まってしまう。 JPEG Fineで6枚が限度。
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1706F オレンジベージュ。もとは肌色に近いベージュだった由。
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1702F アイボリー これが上品に見える。大したセンスだと思う。
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1723F マイナーチェンジボディ。この方向幕はいい。マイクロエースの模型は初期型のモデルだけで、このマイナー後ボディの模型は市販品にはないようだ。
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1726F バイオレット。この鉄道が女性に人気があるのもわかる気がする。
沿線のあじさいも鉄道が植えたのだろうか。
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1710F サーモンピンク もう通勤型車両には興味があまりなくなった、と思っていたが、この鉄道を見ていると、それなりに興味深い。
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出発進行。


2011年6月26日 (日)

京王帝都時代

ちょうど30年前の写真。京王沿線には親戚や知人がわりといるのだが、沿線に写真を撮りに行くというのはほとんどしたことがなくて、何かのついでに撮ったものばかり。
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6000系の第一編成。世田谷線を訪ねに行った帰りだと思う。
親戚は初台や幡ヶ谷にいたので、6000系の存在は全然知らなくて(各停はグリーンカーで、特急は白い電車=5000系という意識しかなかった)、初めて知ったのは登場から2年後、多摩動物公園に親戚と行ったときだった。横長につながった(様に見えた)方向幕、左右で大きさの違う前面窓は、東武8000系しか知らなかった子供にはものすごくモダンに見えて衝撃的だった。家に帰ってから画用紙で6000系もどきの模型(といえるほどではない。窓やドアの絵を描いて四角い箱を作っただけ)を作ったほどだ。帯の色は濃いグリーンだった。
同じ日に高幡不動だと思うが、無蓋貨電(デト210)を見た。貨車なのにパンタがあるのは新鮮を通り越して理解不能状態に陥ったのも覚えている。
2000
2000系。子供の頃親戚の家に行く時に乗ったのがこれで、となりにいたスマートな5000系がうらやましかった。時代が下ると5000系も各停に入るようになって、そのときはうれしいと言うより妙な違和感を感じたのを覚えている。
こちらは7月。このあとうまれてはじめての合コンに行ったんじゃなかったかな・・。
そういえば5000系の写真もどこかにあったはずだけどな。整理が悪くて。

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