2015年5月27日 (水)

でででん

これは西武鉄道の車内のモニター(スマイルビジョン)で、時折放映しているオリジナルアニメだ(第1弾がこれで、先週から第2弾が放映されている)。

モニターの放送(というのだろうか)、最初はコンテンツがあまりなくて、同じようなCMを繰り返し流していたが、だんだんと充実してきているようだ。JR山手線などは、ニュースや天気、うんちくネタなどが流されるが、西武はCM中心のようだ。

そのなかでこのアニメは異色。

というか、最初はなんなのかさっぱりわからなかった。音声も字幕もなくて、ストーリーにしても、はっきり説明されたものはない。ここに出てくる犬の男の子と、きれいなお姉さん犬の関係もよくわからない。

You Tubeその他で説明されている文面によると、

トムスアニメ制作50周年×西武鉄道100年アニバーサリー
オリジナルコラボレーションアニメーション 『でででん』
(全5話予定)
西武鉄道車内スマイルビジョン等で好評公開中です。

今回のコラボレーションは、トムスがアニメ制作黎明期の変遷を経た後、西武新宿線の新井薬師前駅を最寄として本拠を置いてきたご縁と、両社の節目の年を記念して実現しまし
­た(中略)


【ストーリー・概要】
主人公・所沢アモルと鉄道にまつわる日常の物語
西武鉄道の電車や西武線沿線の街をイメージした舞台が登場します。
キャラクターデザインは、かつてトムスが制作した過去のアニメーションへのオマージュ
­を盛り込みながら動物をモチーフに造形しています。(引用終わり)

ここで;

西武鉄道の電車や西武線沿線の街をイメージした舞台が登場します。

といっているが、西武鉄道の電車というのはもしかして、

Img_57368_2

のことだろうか・。

たしかによく似ている・・とはおもわないが、強いて言えば、側面の塗装が黄色いところが・・。

いや、実は、これは2022年に登場予定の、山口線用の新車なのではないかと

それはさておき、この車両、形態的には単端式ということになるのだろうか。客ドアの下部に3軸ボギーのような車輪が見えるが、車両の腰板がかなり低いところまで覆っているので、詳しいことはわからない。ただ、エンジン部の下に、動輪とおぼしき車輪がやはり3対見える。蒸機を模してか、メインロッド風のものと、サイドロッドがあるのがわかる。

ので、この車両は前輪駆動というか、FFというか、とにかくボンネット部分にある内燃機関から、駆動力をエンジン下部に下ろしていって、おそらく1軸を駆動、更にロッドで残りの2軸を駆動させているらしい。トランスミッションはエンジンと直列に配置しているのだろうか。

余談ですが、単端式気動車や、ギャロッピンググースなど、動力伝達はみんな後方の車輪に伝達されるようになっていたのでしょうか(いわゆるFRですね)。前方の車輪を駆動するというのもあった?

それにしても、固定軸(とは限らないがたぶん)、深い側面覆いと3軸ボギー台車、それも、従台車というか、中間台車というか、前方ドア下の台車まで含めた構成で、どうやって曲線を通過できるのか、大変興味深い。もしかしたら、動台車は側面の偽シリンダーごと、マレー式蒸機のように首を振るのかも知れない。

いやあ、意欲的な新車になりそうですねえ。

追記:あ、ちなみに方向幕は「川越」になっているみたいです。ということはこれは、本川越駅から他社線へのアクセス改善のために作られる、DMV?

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