鉄道ピクトリアルの東急 旧3000系特集
保管場所がひっ迫し、紙の雑誌はなかなか買えなくなっているが、これは好企画なので逃せず。。
東急沿線は親戚もなく、子供時代に触れる機会はなかった。ちょうど50年前の今頃、誠文堂新光社の私鉄電車ガイドブック「東部・東急・営団」を西武デパートで買った。購入時既に刊行から7年が経過していた(記載内容は昭和42年5月1日現在)し、内容が古いことは理解していたが、繰り返し読んで興味を膨らませた。東急の旧型車にはとりわけ興味を持って読んだ。
ので、その後中学に入って友人になった東急沿線の子が見せてくれた、いわゆる「海坊主」(更新で張り上げ屋根、ヘッドライト位置変更)の写真を見せられた時はショックだった。。
その彼に、上記ガイドブックから得られた知識、サハ3250は昭和40年に新製されたと伝えたら、なぜか気を悪くしたようだった。。
昭和50年代半ばごろまでは、上記海坊主以外、ガイドブックの時代とそう大きな変わりはなかったようだ。戦災国電出身の3600,3700形が廃車や他社に転出したり(名鉄に行ったのは有名な話)という程度か。量数の多い3450形は50両が全車健在だった。1981年頃の鉄道ジャーナルはそれを取り上げ、今は全車健在だが間もなく廃車が始まる、と告げていた。
3000系が全廃になった平成元年頃は、鉄道趣味の方はあまり力を入れていなかった。ただ、全廃の数年前、就職活動で各社を訪れている合間に、気になって乗りに行ったことがある。たしか目蒲線だったと記憶する。
雑誌に戻って、3000系全車の車両履歴表をはじめ非常に史料価値の高い一冊となっている。
読み物として興味深かったのは、「東急で3000系(初代)を運転して過ごした日々」という、往時運転士として3000系のハンドルを握った方々のインタビュー記事だ。
3000系はいくつかの形式の総称だが、性能や取り扱いは基本的に同じだった、ただし編成や車両により様々な癖はあったという。電動機や制御装置は戦後更新されており、経年による故障は少なかった。ブレーキは自動空気式でシンプルだったので、制動操作には気を使った。目蒲線、池上線は踏切も多く、頭端式の終端駅も多いことも神経を使わされた。他方、性能では及ばないが3000系は運転士の職人技が問われる面があり、色々な知見を得ることができたのは収穫だったという。むしろ5000系や7200系は電制との兼ね合いが難しく、降雪時には回生失効になる場面もあり、取り扱いが難しかったようだ。
1976年の秋、五反田駅ホームで次々に来る3000系を撮影したことがある。フィルムはモノクロだったと思うが、残っていない。ISO100なのに無理して撮って真っ黒になったか、フィルム装填に失敗してなにも撮れていなかったか、どちらかだと思うが、その辺は忘れた。
写真として残っている一番古い3000系は、こどもの国線の3600形。このあと少しして、7200系アルミ車に置き換えになる。
1979年1月。
撮り鉄らしいことはほとんどしていなかったが、珍しくカメラを持ち出した日。
1983年3月ごろ。
奥沢ですね。
前後するけど、1981年3月には3450型の模型を作った。
割と乗りよく製作が進み、2週間かそこらで形ができた。M付きは両運で残った3499号、もう一両は標準的な更新車体だ。
この後クハも作る予定だったが、作りそびれて45年経ってしまった。
未だに唯2両の、うちの東急車模型である。
東急線でさよなら運転が行われた日の約3か月後、弘南線で見かけたもと東急。
平成元年なんて、つい先日のことのように思えてくるが、もう37年も前の話なのか。
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私は東急電鉄OBですが、60年にわたる鉄道模型歴において東急の電車の模型を持ったことは一度もありません。人間にはそういう心理があるのかも知れませんね。
投稿: 川口雄二 | 2026年3月23日 (月) 08時43分
川口雄二さん、コメントありがとうございます。
東急にお勤めだったのですね。。趣味の世界となると自社ではなく他のプロトタイプを追われる心理、わかる気がいたします。。
投稿: うさぎくん | 2026年3月29日 (日) 16時19分