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2025年3月23日 (日)

弘南鉄道 大鰐線

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ホテルはJR弘前駅前ですが、中央弘前まで歩くと20分ぐらいかかるそうです。

100円バスがあるらしいですが、運行時間は9時からというので、とりあえずタクシーで行きました。

運転手さんに間違えて「弘前中央駅」と言ってしまった。

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中央弘前駅は川沿いを走っています。線路のカーブの具合が模型的にいい感じ。

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城下町にはありがちな話ですが、最初にできた汽車の駅(JR弘前)は市の中心部からだいぶ離れた位置にあります。中央弘前は弘前城に近く位置しているので、当時(昭和27年)の弘前市民目線で見れば使いやすいターミナル、という事なのでしょう。奥羽本線は汽車で本数も少なかったでしょうから、大鰐温泉までのフリークェント・サービスが期待できる電車路線はそれなりの意義があったかと思います。

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駅員配置駅はかなり限定されていますが、それなりに工夫を凝らして、地域の拠点たるべく努力をされているようです。

ただ、全体的に近代化の遅れが目立つのは否めません。

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車両は弘南線と同じ元東急7000系です。

もとはこちらの方が先に使用開始されたようです。

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リンゴ畑。

乗客は10人ほどで先頭車に集中し、2両目は私だけ。

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津軽大沢で列車交換します。

ここで一度降ります。

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車両基地がありますが、駅員無配置駅のようです。

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駅のすぐそばに高齢者施設があります。線路を経てにも高齢者施設があるようです。弘前方に県道がオーバークロスしていますが、駅からは離れています。ただ、高齢者施設の脇、線路沿いに舗装された道がある。

 

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ちょっと入り込んで写真撮らせてもらいました。

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ウェブを見ると似たようなアングルで撮影されていて、公道から撮影とあります。ただ、行き止まり道なのでこれ以上踏み込むのは遠慮しました。

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大鰐線(大鰐駅)にも前回掲げた弘南線と同じ日に訪れていました。

7031Fはこんな感じでした。

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6000系も現役で、快速もあったようです。

それにしても全然覚えていない。

 

さて、津軽大沢にはほかに何もないし、次の電車まで45分ぐらいあるので、次の駅(義塾高校前)まで歩きます。

地図を見ると線路と並行している道があり、撮影に好適そう。

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と思っていたのですが、あいにくと線路脇にはうずたかく残雪が積もっていて、撮影は不可能でした。

雪の上に乗ったらどうなるかと少しだけ考えましたが、危険ですね。

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駅ホームから撮影。

 

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待っている間に線路を見てみますが、枕木が一部消失しています。一定間隔ごとにPC枕木に交換されていますが、保線状況はだいぶ厳しい様子。

ウィキを見るとこの5,6年の間に数回、脱線事故や線路トラブルによる運休を繰り返しています。

今回の運転休止も、その辺りに原因がありそうですね。

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大鰐行きが来たので先に進みます。

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雰囲気は平成元年と変わってないですね。JRの方はそれなりにきれいになっています。ただ、弘南も駅員さんはいます。

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少し滞在して中央弘前行きに乗りましたが、ちょうど奥羽本線を「つがる」が走るのが見えました。

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石川のオーバークロス。ここで「つがる」と交差したら面白かったのですが。

弘南の高架橋はどこも頼りない感じです。

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市内に戻りました。

やはり気に入った撮影地はこの川沿いに走るあたりですね。

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ただ、残雪は雪国らしいのですが撮影場所は限られます。天候も良くはなかったです。

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帰りに見た701系の3並び。もう30年以上使われていますが、なかなか頼もしい感じです。

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貨物列車も頻繁に運転されているようです。このほか五能線のディーゼルなどが、弘前駅を走る列車の印象でした。

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コメント

ED22もついに命脈尽きてしまったのか、故障にてこのまま留置が続くようです。
弘南線のようなラッセル列車も過去の風景になってしまったのかもしれません。
さすがにねぷたの頃は無理と思いますが、リンゴの実がなる時にチャンスあれば来訪してみたいものです。

一定間隔ごとにPC枕木に交換されるのは「1/3PC枕木化」と言って、3本に1本の割合でPC枕木にして線路全体の強度を保つ方式で、弘南鉄道以外にもJR西日本や大井川鉄道などで実施されていますね。枕木の性能上これで線路強度は保てるのですが、あくまでも「将来的にPC枕木に置き換えるための暫定措置」であって、やはり時間経過とともに応力に負けるケースもあるみたいですね
弘南鉄道も最高速度を落として何とか対応しているみたいですが、そもそも「そういうこと」をしなければならないほどに経営が厳しいんだな、ってのが伝わってきます

ED22故障中なんですね。。大鰐に割と新しい除雪車両(たぶん機械扱い)がいましたので、ふだんはこっち使ってるのかな、などと思っていました。

リンゴの季節も良いですね。。今回お土産にリンゴ買おうかとも思いましたが、重そうなのでやめてしまいました。。

サマンサさん、コメントありがとうございます。
「1/3PC枕木化」と言うのですね。線路を見ているとPCの割合が高いところもあるのですが、まだまだ木枕木の所が多く、苦労がしのばれるようでした。
弘南は冷房車がありませんが、もしかしたら冷房を搭載すると線路が対応できないから、という理由があるのかもしれませんね。津軽も夏は暑そうですが。。

ねぷた時期と重なってしまいましたが、今週日曜日に大鰐線乗車果たしました。
金魚のねぷた吊り下げる列車にて、夜になればそれが電飾になって電車でも楽しめる嗜好凝らしたのでしょう。
PIII台車の7000系も久々の乗車にて、青りんごが車窓から見えるのがこの地ならではと思います。
訪れになられたように雪の凍結で枕木も傷みやすく、何とか現状維持で凌いでいる有様が物悲しくも見えます。

そんな暑い津軽路を行く、大鰐線もあと2回目の夏が最後になってしまうのですね。

おお、いらしたのですね。写真ありがとうございます。
夏の弘前も良いですね。。窓を開けて涼風?を取り込みながら乗車、気持ちがよさそうです。
また訪れてみたい気もしますが、考えているうちに終焉が来てしまいそう。。

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