近鉄18200系 ほか
18200系は京都線、橿原線用特急として1966年に登場しました。
奈良電鉄を吸収して京都-奈良、伊勢ルートの特急が開設されましたが、当初は輸送需要が見通せず、奈良電の車両を改装(680系)したり、600系の電装品を流用した吊り掛け車18000系を新造するなどして対処していましたが、京伊ルートは非常に好評で需要が急拡大し、ついに新造車に至りました。車両限界の関係で18m、幅2600mmと小型ながら、当時としては出力の高い電動機を搭載し、車内も転換クロスを採用することで狭幅のハンデを克服するなど、工夫が凝らされています。
と言う話は実物が現役の頃よく説明されていたのを読んだのですが、実車が現役だった1980年代初頭の頃は、なんとなく古そうな電車というイメージでした。後継の18400系は幅は同じながら21m級のスマートな車体で、デザインも12000系以降の洗練されたものに変わりましたし。
トミックスが12200系をリニューアルさせて暮れに発売、ほぼ同時に鉄コレで18200も発売と聞き、12200基本4両に18200を組み合わせて6両を組成しようと思い立ちました。18200は11月に発売になりましたが、12200は生産計画が遅れ、1月に持ち越されています。その間運転できないのもなんなので、最初は電装しないつもりが動力も購入して2両で走らせることにしました。本当は写真の30000系とも併結できるといいのですが、これは古い製品なので連結するには改造が必要なのですよね。
ふつうにN化しただけなので特記することもないのですが、片側の連結器をTNカプラーにしています。
12200が入線したら電装解除して、予定通り併結させるつもりでいます。。
今年は近鉄特急イヤーでして、夏に10100系、10月には680系が入線して、60年代末~70年代の近鉄ムードが盛り上がっています。
一般車の方は2600系(非冷房、クロスシート時代)がいますがこれは40年前(先頭車は44年前)の作品なので、改めて2410系を新造することにして今製作中。本当は年内に完成の予定でしたが、例によって無理。2両は冷房化されたスタイルとし、そうすると搦手から時代は70年代末の姿となる予定。うちでは未だにマルーン一色が標準塗装となっています。
さて、年内にもう一回くらい記事をかけるかな。
« うさぎ鉄道 レイアウト制作の思い出(8 最終回) | トップページ | 2024年のうさぎ鉄道 »
「鉄道模型」カテゴリの記事
- レイアウトは実用品(2025.01.05)
- 近鉄18200系 ほか(2024.12.28)
- うさぎ鉄道 レイアウト制作の思い出(8 最終回)(2024.12.15)
- うさぎ鉄道 レイアウト制作の思い出(7)(2024.12.07)
- うさぎ鉄道 レイアウト制作の思い出(6)(2024.12.01)
「近鉄」カテゴリの記事
- 近鉄18200系 ほか(2024.12.28)
- 近鉄モ680(2024.10.20)
- 中京地区乗り歩き (2)(2024.09.08)
- 中京地区乗り歩き(2024.08.31)
- 近鉄10100系(2024.07.18)
近鉄特急、まだ小学生だった頃に叔父に連れられ吉野へ行った帰りに利用したのが最後でしょうか。
今も大井川で見られる16000系2輌編成だったと思います。
狭軌線では最大4輌でも本線となると話は別で、18200+12000+10100なんてSV混結もあったそうで。
これも多層特急ゆえの多形式併結なのでしょうが、アコモ差がありすぎるのに同一の特急料金だったのでしょうね。
投稿: 12号線 | 2024年12月30日 (月) 22時05分
12号線さん、コメントありがとうございます。
南大阪線の16000系もまた独特の味がありますね。
本線はご指摘の通りごった煮で、ひところは10連なんてのもあったようですが、印象的だったのは’80年頃の名阪特急、11400系の3連でした。既に10100系も引退した後の事で、主力の12200系に伍して働く姿は名脇役の感がありました。
特急車の世代交代も進みましたが、どうもあの現行塗装はピンとこないです。。
投稿: うさぎくん | 2024年12月31日 (火) 21時36分