リニア鉄道館の蒸機動車
突然ですが名古屋は金城ふ頭のリニア鉄道館に行ってきました。
昨年11月に京都、この6月にはてっぱく再訪していますので、その流れ?です。
展示車両にそれぞれ特色が出ていますが、ここで目につくのはモハ10、流電、今回見たときは奥にいましたがモハ63あたりでしょうか。
モハ10などを見ていると、レストアのレベルがとても高い感じがします。実にきれいです。
さて、こんかいのハイライトはこの車両。鉄道院ホジ6014として紹介されています。
中央扉が両開きになっています。
HC85系はこれのオマージュということでしょうか。。
屋根から出ているのが煙突です。
先ほどの扉は、蒸気機関ユニットをここから抜き出すための扉で、メンテナンス時に使われたようです。
右に見える二つの突き出しと紐のようなものは、機関と反対側からスロットルとブレーキを制御するためのものです。
15年ほど前、RMライブラリで蒸機動車の記事を読んで以来、なんとなく気になる存在でした。
かなり際物的な印象がありますが、歴史を紐解くと蒸機動車は戦前にはある程度の普及を見せたようです。戦前、内燃機関もそこそこ普及したのですが、戦争で燃料が規制されたため、かなり遅くまで使われたらしいです。
欧州ではより高度な機構をそなえた機関を使用したようですが、日本ではSLを内蔵したようなこの形が使いやすかったようです。
機関と反対側。前照灯は付け替えるとしても、尾灯掛けも何もないのですね。
「紐」の終端がどうなっているのか確認するのを忘れました。
室内。
乗務員室も全室式で、ある時期の電車、気動車よりも高級な感じがします。。
機関部。
まるまるSLが入っている形です。車体とはセンターピンを介してつながっており、適宜首を振る構造だったようです。
いわゆる、男の子ってこういうのが好きなんでしょ的な良さを感じるんですけどね。個人的には。
この形ではありませんが、昔からワールド工芸が蒸機動車の模型を出してますね。
ただ、フリーでいいのでKATOのちびロコを使って作ってみたい気がします。というか、スケール感を追うよりはその方が楽しそう。
というわけで、つづきます。
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