蒲原鉄道、新潟交通の保存車両
先月末に新潟、山形南部を訪れましたが、その際廃止になった地方私鉄とその保存車両を見てきました。
訪れた都市、長岡、五泉、新潟、鶴岡いずれもかつては私鉄が走っていましたが、今は全て廃止になっています。
そのうち蒲原鉄道と新潟交通は30年ほど前に訪れたことがあり、その際乗車した車両などがまだ保存されています。
蒲原交通は冬鳥越のスキー場に保存車両があります。
スキー場は今夏なので当然やっていませんが、施設には人がおり、保存車の整備もきちんとされているようです。
とはいえ、私はスキー客でも何でもないですし、施設内に入って近くで眺めることが許されるかどうかわかりませんでした。
ので、通りから望遠で撮影するにとどめました。
この木造車両はモハ1型というそうで、蒲原鉄道開業時に作られた車両である由。
廃車後村松の車庫で倉庫代わりに使われていたものを復元したとのことです。
ということは;
不鮮明な写真で恐縮ですが('92年8月。以下同じ)、これですね。
昔TMSにもストラクチャーガイドとして紹介されていましたね。ここからよく今の状態にしたものです。
もう1両の電車はモハ61です。
廃止当時まで使われていた車両なのでしょうね。
奥の方にもう一両、ED1というELがあります。
やや外装が痛みつつある様子です。
木造車にかけられた屋根も、最近追加されたそうなので、ひきつづき保存整備が続けられることでしょう。
機関車の現役時代はこちら。
この2枚窓はモハ31ということで、保存車とは違うようです。
こちらがそうなのかな。
このときは気動車改造のクハ10に乗りたくて、朝のラッシュ時に間に合うように行ったのでした。
五泉からクハの狭いクロスシートに腰を掛け、TR26の乗り心地を味わいました。低速と言うこともありましたが、あんがい柔らかい乗り心地でした。
帰りはこの単行だったのかな。
これは五泉駅だと思いますが、駅の様子は変わっていたので、今でいうとどのあたりに相当するのか、現場ではわかりませんでした。
たぶんこの辺りだと思うのですが。
中央付近に見える黄色い電車のようなものは、公衆トイレです。
五泉を訪れたのは既に5時ごろでした。村松の方から来たのですが、駅跡(バスターミナルとして使用中らしい)を訪れるか迷いましたが、月潟に日のあるうちに着きたいので断念。
ここも熱心な方々により、きれいに保存されています。
ラッセル車と荷電とモハ。
いわゆる日車標準型として、模型界では今でもけっこうポピュラーですね。
これも、手ごろな大きさが非常にそそられるのか、模型ではよく見かけます。
鉄コレにもなっていますが、1/80で作りたいです。キットもあるけど、あまりいいのはなさそう。
キ116。全国に同型が残っていますね。
同じく1992年8月。東関屋。
現役当時はこんな感じ。
主力車両でした。
このほか小田急2200もいたと思います。
路面区間で会った白山前までの区間は、撮影の直前に廃止されていました。
まだ線路撤去前のようす。
このとき乗ったのは元小田急のクハでした。
車内。早朝だったので、乗客は私一人でした。
東関屋も白山前も、新潟駅からはかなり離れてますね。新潟は大きな町で、ちょっと車で来ただけでは様子はわからず、廃止跡を訪れることはできませんでした。
ただ、今も新潟都市圏はJRが四方に通じているものの、都市交通はバスが中心ですし、地盤が軟弱なので地下鉄も広島と同じく難しいでしょうから、宇都宮のようなLRTができるといいのですがね。。新潟交通も今更ですが、新潟駅まで乗り入れるとかできていれば、経営状況も変わっていたかもしれません。
という訳でした。
« うさぎ鉄道 レイアウト制作の思い出(3) | トップページ | うさぎ鉄道 レイアウト制作の思い出(4) »
コメント