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2022年5月30日 (月)

問題児

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パソコンの移行などでまだほかのことにあまり時間が取れない。

軽い話題を。

年末にDU-101を導入して、古い電圧制御のパックを本線から一掃した(前のパックは小松菜線で利用)。

DU-101はワンハンドルの電車ふうの操作系で、加速ー惰行ー制動の操作ができる。

もちろん本当に惰行したりブレーキがかかっているわけではなくて、あくまでも電流を制御することで再現しているのだけど。

同時に、ユニバーサルスイッチをかませて、いわゆるデュアル・キャブコンにしてみた。さらに、本線のフィーダーを増設して、電圧降下を軽減した。

導入直後はなぜか、保護回路が働いて列車が止まる事故が連続発生した。

原因は解明しきれないことが多かった。

その後、その種の事故はこれまたなぜか減少した。ただ、そのころからトミックスのM-9モーターによる走行不具合が目立つようになった。

それに先立ち、スプリングウォーム時代の古いED62が、経年のせいか電機子短絡を起こしてモーターが過熱、車体の一部が溶ける事故が発生。これを代替するために急遽購入した新しいED62(M-9モーター)は、導入後1週間ぐらいでモーター不具合を発症する、という具合で、今年の初めごろはいろいろ起きた。

初代ED62はたしかにもう寿命だったのだろう。。

新ED62の不具合は遺憾だが、Mー9モーターの不具合はネット上で周知の事実である。

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これを書いている今、外周線をED62が走行中だが、かれこれ1時間以上、低速で走行している。今日久しぶりに箱から出して走らせたが、最初は走行が安定しなかった。今は低速で走っているが、発熱は結構あり、これでもモーターは本調子ではないものと思われる。

トミックスはこの不具合を認めていないとの、ネットでの情報だ。互換性のあるM-13モーターは昨年補修部品として販売されるようになったとのことで、折を見て交換してしまおうかと思っている。

このほか、鉄コレの動力として使用している東武8111F,9001Fも、ちょっと変な動きをすることがある。いずれもこの3-4年に導入した車だ。さてどうしたものか。

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KATOのC11は具合が悪いわけではない。非常に整ったプロポーションで、動力もスローが効いてとてもスムーズだ。

ただこの車、良すぎて困ることがある。

うちのトミックスのパックはどちらも常点灯対応だが、C11は停車中点灯ができない。

ふつうはモーターが動かないほどの低い電圧でライトだけ点灯させるのだが、このロコ、ライトの点灯と同時に動き始めてしまうのだ。

DU101で運転すると、加速は普通にできる(常点灯の調整つまみを最低にしておかないと、線路上に乗せただけで走り出してしまう)が、減速させても「ブレーキの効きがわるい」。

非常制動かけても、微速で前進しようとする。最後は調整つまみを操作するが、結局とまらないような気がする。N-1000CLなら止まりはするが、やはり調整つまみをミニマムまで絞らないといけない。

パックの操作と機関車の走行を動画に撮って友人に見せたら「SLでワンハンドルwww」と、受けていた。

ハイテクロコじゃけ。

まあ2ハンドルのパックでも変なわけで。この手の実車っぽいパックはいずれも電車(気動車)がモデルで、ELやDLですら変だということになる。ましてやSLとなると・・。

SLのキャブを模した運転台を作ったモデラーとか、いるのかしら。。

2022年5月16日 (月)

近鉄旧型車写真集

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昨年12月に書泉の通販で買いました。林基一さんの写真集は現在までに8シリーズ出ていますが、これは旧型車、ナローゲージなどを中心とした写真集です。

 

近鉄電車をリアルタイムで目にしたのは1977年が最初ですが、脳内にはその頃読んだ誠文堂新光社の「近鉄」の写真が染みついていて、車両に関する知識もその時代のもの(1969年ごろ)が意識にこびりついています。ちょうど昔住んでいて、今は滅多に訪れなくなった街のイメージが、転居直前のそれから更新されないように。

もっとも、同じ誠文堂新光社から出た新シリーズの「近鉄」も買っていて、これが1978年ごろの様子です。さらに1980年には南大阪線系統を除く多くの路線を乗車しています。なので、だいたい1970~80年ぐらいの近鉄が、私にとっては近鉄らしい近鉄です。

それで、旧型車はその時代、淘汰の波に襲われている最中でした。

戦前からのモ1000~2200、名古屋線のモ6301系統、大阪線の6601系、奈良線の小型車などは、ほとんど実見していません。多くの車両たちは、70年代前半に退役しました。

わずかに伊賀線にいた6311の生き残りとか、湘南顔のモ400系等とかには出会っていますが。

ただ、実際に見たかどうかはあまり関係なくて、2200なんていうのは雑誌で繰り返し見てカッコいいなと思っていました。

というわけで、この本はその辺の車両たちが次々と出てきて興味深い。。昨年暮れ現在、シリーズ在庫は結構残っていましたが、迷わずこれを選びました(おねだんけっこうするから、そうたくさんは買えません)。

リトル出版というのは、リトル・ジャパン・モデルズという模型店が併営する出版社のようで、流通も模型店系統に限られているようです。

本業の出版社ではないせいかわかりませんが、とくにカラーページは何と言ったらよいのかー普通紙に写真印刷したみたいな、べたっとした色合いになっているのが残念です。。用紙自体は厚みのあるアート紙で問題はないのですが。

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この週末は用務で出かけて、近鉄名古屋線を10年ぶりぐらいに利用しました。

道中車窓からは養老鉄道や三岐鉄道、近鉄も復刻ツートンとか色々見ることができました。

ただ、用務で知人と一緒という旅行だったので、車両の写真はほぼ全く撮れていません。。上の写真が唯一という。

しかも、実際に乗車したのはこれではなく(行きはこれだった)、アーバンライナープラスでした。。

この色になってから、乗るのは初めてかも。

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前はこんな感じでしたよね。これもホテルの窓から撮ったのであれですけど。

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こっちも元気でした。近鉄特急と言えばこれ、という時代が、それこそ50年近く続いたのですから、大したものです。

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先日近鉄では一般型車両を450数百両置き換える計画、という発表をしています。

特急車の新車は出ていますが、一般車両は15年新製されていません。昭和40年代製造の車両もまだ多く走っています。

近鉄通勤型と言うと、1957年の南大阪線6801が、その後の各線通勤車の標準デザインとなり、これが1980年の8800系辺りまで続きました。

8810,1400辺りから新デザインとなり、インバータ制御の車両も出ましたが、シリーズ21を含め全体を置き換える勢力とはなりませんでした。

今回の旅でも、あのデザインの車がふつうに走っているのを見ましたが、それが夢のように消えてしまう日も近いのかもしれません。

ので、今度は撮影のための旅に行ってみたいですね。。

2022年5月 1日 (日)

DD51暖地型、荷物車各種

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GWはくたびれてて引き続き絶賛おうちでくすぶり中です。

連休前の(ちなみにあしたは仕事です)28日に、この日発売になったDD51を引き取りに行ってきました。

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くたばっているのでまだ番号とメーカーズプレートがついていません。

安心の?M-13モーター装備です。

トミックスのDD51は、うちでは2台めです。最初に買ったのは1979年の10月、近所の模型店でねだんは3,600円でした。

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TMS79年2月号の広告。

右のページもDD51制作記ですね(1/80,13mm)。

前年にEF81(初代)を発売して、このDD51が国産の機関車としては第二弾だったのかな。この頃はまだ香港ケーダー社への委託生産が続いていて、下に載っている581系もそうです。4両セット(サシ、サロは未発売)で5,400円は当時でもかなり安く思えましたが、寝台特急が4両というのはちょっと中途半端で、お店でもあまり見かけなかった気がします。この2年ほど前に学研から出た583系(サシを含めた5両)は編成を揃えると13,000円ほどしました。

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DD51は前年にエンドウも製品化しています。値段はトミックスのざっと倍です。

もともとエンドウ(カツミ)には1/80のDD51があって、そちらはダイカストのごつい造形だったのですが、Nは真鍮製ですっきりした仕上がりでした。ただ、値段のこともあってか、1/80の製品のように決定版的な売れ方はしていなかった気がします。

翻ってトミックスの製品は当時としては適切な細密度、価格で、実物が全国各地で活躍中だったことから、わりかし売れていたんじゃないかと思います。

たしか番号はDD51 756だかの印刷済みでした。

この製品の良いところはなんといっても分解しやすかったことです。

ダイカスト黒染め(昔のカツミの台車みたいに、艶のある透明ブラック)のネジを外すと、簡単に上下が外れて、3分割のボディも着脱容易でした。スプリングウォームの動力伝達機構もシンプルで、調子も非常に良いものでしたが、よく分解して全般検査ごっこ(^^;をしていました。

15年ぐらい前にたしか、DD54と共に甥にあげてしまいました。その後の動静は不明です。

それで、今回購入した製品の話に全然なりませんが(^^;;、まあスローも効いて良い感じですね。。

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前に掲げたかな。。八高線のDD51。高崎や佐倉にいて、時折武蔵野線にも出てきていたんでしたよね。

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ひどい写真ですが、重連解結の図。

27年前はまあ普通の存在でした。

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客レは関東では未経験ですが、紀勢本線ではお世話になりました。ただ、自分たちの乗った列車は撮ってないみたいです。

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さて、荷物列車は昨年、GMのキットを久々に組んだりして徐々に整備してきました。

昨年は40年ぐらい前の手持ち車両と組み合わせて編成していましたが、引き続きコロナ禍に伴う巣ごもり需要で手小荷物輸送が好調なことから、もう一段整備を図りました。

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KATOのセットを買うまでもないと思い、マニ36(スハ32改造)というやつと;

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マニ44を単品で買いました。

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マニ44は、こうして調べるまではよく知らなかったのですが、国鉄荷物輸送末期に大量に作られ、最終車の製造から数年後に荷物輸送を廃止して、本来の用途に使われたのは長くて10年足らず、という悲劇の車両のようですね。。

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鐵道ファン’79年4月号。

50系客車や、スユニ50などと共に紹介されています。

ほとんど貨車のような車体のため、当時は(今日に至るまで)ほとんど関心を持ってなかったのですが、当時としては画期的な車両だったのでしょうね。

これが登場したのは1978年ですから、一応考証的にはEF57との組み合わせはできないことになります。まあうちはそれ以前にいろいろあれですけど。。

荷物車、郵便車の増備はこの後もすこし続く予定。

 

この号の特集は近鉄特急で、当時最新鋭だった30000系登場にちなんだものです。表紙は近鉄ではなく、国鉄201系試作車です。

201系の姿を初めてみたのは、目白駅で友達からこの鉄道ファンを見せられた時です。

当時は情報がなかったから、これには驚いたな。。2月の末、ですね。

 

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