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2020年1月27日 (月)

私鉄特急

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ちょうど今月のピクトリアルがレッドアロー50周年ということで、5000系のこともだいぶ詳細に触れている。

それで、ふとこの本のことを思い出して実家から取ってきた。

山と渓谷社 発行は昭和53年10月30日で、私が手にしたのは翌年の夏。ちょうどいちばん多感なころの、私鉄花形電車が網羅されている。関東私鉄で言えば東武DRC、急行だが1800りょうもう、東上線「みつみね」、関西の南海は初代ズームカー「こうや」1001系「四国」一般車7001系による本線特急、キハ5501の「きのくに」など。

懐かしいというよりは、自分的にはそれがデフォルトみたいな世界がそこにある。

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撮影は広田尚敬氏、解説文は吉川文夫氏という、当時のゴールデンコンビ。

吉川氏は軽妙な文体で定評があったが、早世してしまわれたのが惜しまれる。

広田氏の写真に最初に触れたのは、以前紹介した子供向けの本「れっしゃ」だったが、本作でも非常に美しいカラー写真が多数掲載されいる。

この時代の写真事情にそれほど詳しいわけではないのだが、ほとんどの写真は35mmカメラ(キヤノンF1)で撮影されている。京王だけは中判で撮られているが、ほかはF1、レンズも50mmF1.4をF4ぐらいに絞って使っているのが中心。

フィルムはKR(コダクロームのISO(当時はASA)64)が多い。これが当時の商業写真の、標準的な撮影機材、フィルムだったのでしょうね。

特に50mmレンズの多用は、懐かしいというかなんというか、ちょっと考えさせられます。今だとまず、こんなきれいな構図で撮影の出来る舞台があまりなくて、いきおい高倍率ズームでかつかつに撮らないといけなくなってしまうような気がする。

こんど、単焦点レンズばかり持って、撮り鉄に行ってみようかしら。

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あまり誌面を引用するのは考え物だが、こちら、阪急三宮の、あの印象的なアーチに入っていく5100系。

ちょうど先週は1.17から25周年ということで、テレビでも追悼ドラマとかをやっていたので、ページをめくっていてふと手がとまった。

広田氏もこのビルを神戸線の象徴と捉えて、このアングルから撮影されたのだろう。

左側に時刻表か何かを眺めている、この頃にしてはすらっと背の高い感じの若い女性が映っている(人物がおおく映りこんでいるのも本書の特徴だ。今だったら色々難しい話になるのかもしれないな。。)。この方も震災をくぐり抜けて、今頃どうなさっているのでしょうか。。

そんなことを考えさせられる一冊でした。

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コメント

ホームにある優等列車時刻表は、縦に記されていたのが特徴でしたね。
季節・臨時列車は黄色地となり見慣れぬ行先に興味抱いたものです。

また三ノ宮駅は緩行電車103系の時代でもホーム高さが低く、国電区間というよりは列車の通る拠点という印象を強くしたものでした。
以下に参考写真を紹介します。
https://userdisk.webry.biglobe.ne.jp/012/887/62/N000/000/002/125645509250016106256_kokutetsu_0046na.jpg

12号線さん、コメントありがとうございます。
こちらのほうはお詳しいのですね。私は神戸付近に降り立ったのはたしか2回ほどです。
二度とも山電は使った記憶はありますが、国鉄/JR(新幹線除く)はどうだったかな。。一度は姫路で仲間と別れて、阪急の三宮で降り、そこから神戸博を見にポートライナーに乗った、これは覚えています。異人街も見て、たぶん阪神に乗ったんじゃないかな。。なんとなく、地下の券売機の記憶があるのですが。。

低いホーム、すごいですね。なんとなく気動車時代の川越線大宮駅とかを思い出します。。

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