エンドウMPギア ほかのパーツを買う
ゼロからスタートする趣味よりも、昔凝っていて、長いブランクの後に再開する方が難しいのではないかと思う。
時代が変わり、色々な事情が変わっているのだが、昔のことが思い出されて、現状がなかなか受け入れられないのだ。
たとえば私は、80年代後半から90年代初め頃の自動車には詳しい。さいきんスズキのスイフトに乗ったが、昔のコンパクトカーに比べ格段に質感が良く、走りも立派なものだった。それでも、昔の車の方が楽しかった気がする。
Nゲージはこの40年間、つかず離れずして見てきたのであれだが、16番はもう長いこといじっていない。情報は雑誌の立ち読みか、店頭でちらちらと眺める程度だ。メーカーも移り変わったし、売り方も変わった。
今の16番の動力方式は、MPギアが主力、と言うことはちらちらと聞いていた。私は縦型モーターとインサイドギアを使った、最後の世代で、結構満足していたので、なんだかNゲージっぽいMPギアの駆動方式には関心はなかった。
しかし、パワトラですら入手困難な現在、16番で自作するとなると、これを避けて通る訳にはいかないようだ。
というわけでIMONで、若い店員にさいきんの事情を色々聞きながら、パーツを一揃え買ってきた。
ネットで予習したときは、動力ユニット(Nゲージのような下回り一式)は1万5千円弱、MPギアは約7千円とあった。モーターは別売かも知れないが、一揃え1万円弱かな、と思って店に行ったのだが、台車2両分と床板を含めた一式で、1万5千円を超えてしまった。高いなあ。
モーター取り付け用のブラケットや、ドライブシャフトも別売だ。床板は自分で用意して、穴を開けないといけない。パワトラは台車につけるだけ、縦型モーター式も組み付けてボルスターで床板につけるだけでいいというのに。やれやれ。
まあしかし、動力性能はかなり向上しているらしいし、エンドウの真鍮完成品の価格を考えれば、こんな価格でも立派なものかもしれない。
パンタグラフも高そうだ。今回は買わなかったが、3千円位を覚悟しないといけなさそうだ。これも手仕事を考えるとそんなものかと思うが、昔の記憶が邪魔をする。カツミの完成品についていたPS16は360円、もっと安いTERは300円、シリンダーも表現されたデラックスは800円、だった時代を知っているからなあ。それに、Nゲージのパンタは今でも300円ぐらいだ。
まあとにかく、ルビコン川を渡ってしまった。何とか年内に、30年ぶりの自社工場製新車を作らねば。
ただ、思ったよりお金がかかるので、予算調整しないと。Nは年末にトミックスの初期型103、年明けにGMの8000と、色々と入り用なのだ。
« レイアウトの緑 | トップページ | フィルムのスキャン »
「鉄道模型」カテゴリの記事
- 新幹線0系 (ロクハン)(2025.06.08)
- 近鉄12200暫定運用、京急230(2025.05.12)
- ED18 2 (マイクロエース)(2025.02.19)
- テラ1型(2025.02.11)
- レイアウトは実用品(2025.01.05)
コメント