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2015年12月13日 (日)

近鉄油阪付近

先月近畿日本奈良の併用軌道のことを書いた。その時誠文堂新光社「ガイドブック」昭和44年版掲載の写真をイラストにしたものを掲げたが、あのとき同時に油阪付近をモ680型が走る写真も書きかけていた。

しかし、こちらのほうはちょっと難産で、うまくかけずにしばらく放置状態になってしまった。その後週末落ち着いて家にいる時間もなく、絵を描く気にもなれずにいたが、今朝ようやくペンを取る気になった。
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特に主題のモ680がいまひとつ・・。もとの写真が、アングル的に少し描きにくい位置にあること(側面がごちゃつきやすい)、モ680自体が、平凡なようで微妙なスタイリングなことなど、私の画力では厳しかったようだ。近畿日本奈良の時は、あまりディティールを入れずにさらさらと終わらせたのだが、こちらは書きこんでごまかさないとhappy02様にならなくなってしまった。

なんだかマイクロエースの電車とか、建物コレクションみたいになってしまった(失礼)。

もとの絵がモノクロなので、ペン画にするのは比較的楽だが、2次元の写真を改めて絵にすること自体、けっこう難しいのだ。写真は日中小雨の時の撮影らしく(奥のほうに傘を差した人が映っている)、光が比較的回り込んでいて陰影が少ない。スクリーントーンなどを使わずに、丸ペンだけで微妙な陰影の差を再現するのも、これまた難しかった。

ただ、写真というの実に面白いもので、パッと見ただけでは気がつかないが、こうして絵にするためにルーペなどで見ていくと、実にいろいろなものが映りこんでいることに気がつく。最初は黒っぽいごちゃごちゃにすぎなかったものが、よく見るとトラックの後部が見えてきたり、樹木の向こう側に建物が見えてきたり。

この写真は前回書いたように昭和43年のおそらく7月ごろの撮影と思われる。

一見何ということのない町風景だが、よく考えてみると今はもう見ることのできないディティールが見られる(まあ、鉄から話が外れるが、例えば蒸機時代のレイアウトなどを作るとしたら、参考になるかもよ。といっても、細かすぎる話だけど)。

どちらの絵にもコーン型のポールが映っているが、黄色と黒のゼブラ模様のもので、おそらくゴムのような材料でできている、ちょっと重い奴だと思う。考えてみるといまはこういうものではなく、紅いプラスチックのコーンが普通ではないかと思う。昔のは肉厚だったが、プラの奴は薄くて、使わないときは積み重ねておける。

黄色と黒のゼブラ、というのも、考えてみると世間であまり見かけなくなってきた。もちろん踏切とかは今もあるが、昔はもっとあちこちで見かけたような気がするけど。入替専用になった蒸機の煙室扉や端梁をゼブラ模様にしたり、鉄道には割となじみ深いですよね、虎縞。
ここでは、電信柱の何というのか、地面から斜めに張られているケーブルのカバーにも、虎縞が施してある。途中に野球ボールのような、白い陶器の碍子がついているが、こういうのって、いまもあるのかしら。

商店のショーウィンドウと入口のところに留めてあるスーパーカブ、軒のところにかかっているナイロンか何かの縞模様の庇、なんでもないディティールだが、いずれも今日こうしたお店にお目にかかることは少ないのではないかと思う。

このお店は何を売っているのか、よくわからない。その手前に灌木(イチョウだろうか?)が茂っているが、ここはどうやら旅館らしく、ネットで見つけた別の写真を見ると、モルタルづくりの大きな建物が樹木の背後に映っている。樹木と建物の間に、国道と並行する細い道があり、画面手前に向かって緩く上り坂になっている。奥に白壁の、傾斜のきつい屋根の家が見えるが、ストリートビューを見るとこれはどうやら現存するのではないかと思う。

ただ、そうだとするとその手前の低い屋根の家のあたりに、今は3階建てくらいのビルが建ち、商店のあたりは駐車場なのだが、この推理が正しいかどうか、ちょっと自信がない。旅館だったらしいところは普通の民家と駐車場になっている。道路は画面左側の建物を撤去して拡幅したらしい。

油阪駅は画面奥、線路のカーブした先にあったらしい。ホームらしきものが見える。

近鉄奈良線は地下を走っていて、今は見ることができない。国鉄(JR)関西本線は今は高架を走っているので、遠くからでも見ることができそうだ。画面奥に向かってあるいていき、高架が見えたら左に曲がってしばらく歩くとJR奈良駅の前に出る。昔の奈良駅舎も残っている。’09年に訪れたときも、そうやって歩いていった。1980年夏にも、近鉄奈良から国鉄奈良まで歩いたと思うのだが、その時の風景は記憶にない。


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コメント

こんにちは。モモパパです。
素晴らしい絵じゃないですか。
味があって。
ボクには画才が全く無いのでここまで素晴らしい作品は描けませんよ。

モモパパさん、コメントありがとうございます。
お褒めにあずかり、恐縮です。
これ、スケールで考えたら、パンタグラフが異常に大きいのですが、昔からの癖ですね・。

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